4月からの支援計画は、とにかくまずデイでの生活に慣れてもらうことを目標にしてくれていました。
でもハハは、ももたろはすぐにデイに慣れるだろうと、まったく心配してなかったのです。
案の定と言うか、デイのサービス責任者の方は「ももたろくんは、ここでの生活にすぐに慣れて、まるで何年も前からいるかのように馴染んでます。」と言ってくれました。
おまけに、トイレなどの身辺自立はできているし、お片付けやお手伝いも率先してやろうとするし、学習もまじめに取り組むしと、とても良い子なので次の支援計画を立てるのに困ってる、とも。
…
いえいえ、それは外面が良すぎだわ、ももたろさん。
家じゃ、散らかし放題で片付けないし、コレやる、あれダメとか自己主張ばかり強いし、お手伝いは気分にムラがあって、やらないときはまったく手伝ってくれないし。
だけど、やっぱり言いたいのは、
親バカですが、と前置きして。
ももたろの人懐こい笑顔と、屈託なく人を自分のペースに巻き込むことは、ももたろの特技だと思うんです。
だって、あの笑顔を見るだけで、疲れも飛んでくし、怒ってたのも収まってしまう。
ついついつられて、こちらもニッコリ笑ってしまうんです。
だからね、デイの人にも言ってしまいました。
ウチの子、本当に可愛いし、人懐こいし、笑顔が特技で周りの人も笑顔にするし。
みんなに愛されるから、学校でもデイでも大丈夫だと思っていますから。
って。
デイの人も、うんうん頷いて(お愛想かもしれないけどさ)、
私も、ももたろくんが可愛いくて、ついついぎゅーって抱きしめちゃいます。
って言ってくれました。
もしかしたら、本当は、ももたろはキモいとか言われてるかもしれないし、白い眼で見られているかもしれない。
でも本人は、そんなのは全く気にしないし、多分気づかないし。
そういうところは鈍感でいいんです。
ももたろは、自分を好いてくれる人をちゃんと見抜いて、今まで上手く付き合ってきたはずだから。
親バカですみませんね〜
でも、ダウン症のももたろだからこそ、警戒心や下心のない可愛い笑顔を見せてくれる。