湯葉と離れて、2ヶ月ほど経った頃、私は湯葉が恋しくて、寂しくて
泣いていました。
一緒にいた頃が、どれほど幸せだったか、その幸せが手のひらから
こぼれ落ちてしまったことを嘆いていました。
でも、最近はこう思うのです。
大事な犬と一緒にいたことが幸せだった、それはそういう形の幸せであったのだと。
つまり、幸せとは気づかないだけで、色々な形で日常に在るのだと
私は思っています。
先に進まなければ、私にはそれしかありません。
過ぎ去ったことを思い出し、涙することも沢山あります。
後悔することだらけです。
でも、過ぎ去った時間は戻りません。
前を向いて、進むしかないのです。
そう思うようになれたのは、離れていても頑張る湯葉のことを思う気持ちがあるからこそと、私は思います。
どこにいても、どんな時も、いつだって思い出せる、心の中で生きている、それが大事。
そんなことを思うこの頃です。