訂正あり、湯葉 おうちに帰る  | うつと闘う人生、只今減薬中

うつと闘う人生、只今減薬中

うつ病と言われ、16年。
もうそろそろ手放したいと減薬することに。
保護犬湯葉を迎えて5年。
ワンコネタやら
趣味のネタも交えての気まぐれ日記。


29日、湯葉はおうちに戻ってきました。
沢山のお花に囲まれ、賑やかになり、湯葉も喜んでいます。

コタママさん、ありがとうございます。
大好きなおいもが入ったおやつ、嬉しかったです。
きっと、喜んで食べていることでしょう。

入院していた病院からも、お花を頂きました。
ありがとうございます。

湯葉を救い出して下さったNPO法人アルマさま、
湯葉のことを忘れないで下さって、ありがとうございます。

そして、預かりママさんのホコさん、この年の瀬に駆けつけて下さって
本当にありがとうございます。


リブログして下さったサリーさん、ありがとうございました。

湯葉は犬だけど、犬が苦手でご近所のわんことも交流ありませんでした。
寂しい祭壇になるだろうなと思っていましたが、思いがけず
こんなにも賑やかになり、とても嬉しく、ありがたく思います。

湯葉がこの世に生まれ、捨てられ、救い出され、
預かりママさんのおうちホコんちで、
先住犬の牛子さんにわんこの礼儀を教えてもらい、
ホコさんには甘えさせてもらい、
そうやって、人と人との繋がりがあって、我が家にやって来ました。

そして、最期も湯葉は人と人を繋げてくれました。

食いしん坊(ダックスは基本食いしん坊ですが)3キロ、4キロの散歩に毎日
付き合ってくれるスタミナがあり、入院先の先生には心臓も消化器とも強い子と
言わる身体な丈夫な子でした。
肥満細胞腫になったり、昨年の2月には脾臓摘出術を受けたりと、
病気もありましたが、
もし、このような病気をしなかったら、もっと長生きできたと思います。
そう思うと、悔しく、残念でなりません。

本来、クリーム色のダックスは存在しません。
赤、赤茶系、黒色が本来のダックスです。
無理な交配を繰り返し、繁殖させた結果、クリーム色のダックスが
生まれます。
でも、それはあくまでも人の都合でしかありません。
湯葉がかかった遺伝病は、この無理な交配で起こる病気です。
同じクリームのダックスでも、遺伝子が傷ついていなければ発症しません。
傷ついた遺伝子を持った親と、そうでない親の間に生まれた子は、
発症しません。
傷ついた遺伝子を持った親同士が子犬を産むと、湯葉のように発症します。
この病気は、ダックスだけでなく、コーギー、ボーダーコリーなど多くの純血種に見られるそうです。
私は、あるダックス飼いの友人に言われたことがあります。
湯葉がクリーム色のダックスと知ると、その友人はこう言いました。
「高かったでしょう」
この言葉に象徴されるように、付加価値を付けて高く売ろうとする人間の欲が、
犬たちに無理をさせてしまうのです。犬たちは、人間の欲のため、金儲けのために産まされ、利用され、価値のないものは捨てられます。
ものではないのに。

犬と人との歴史は長いものですが、犬は決して人の都合だけで生きる生き物ではありません。
犬は人に寄り添い、人を慕う、それが犬だと、私は湯葉と暮らして思いました。
湯葉は、最後の最後まで頑張り、頑張るだけでなく、全身が麻痺し、やせ細り
骨と皮になりながらも、私を慕い、寄り添ってくれました。
どんな姿になっても、それだけで生きることを望む、それが犬だと思いました。
だから、年取ったから、病気になったから、引越しで飼えなくなったから、
自分が年を取ったからと、人間本位の身勝手な理由で、捨てたり、保護センターに連れて行かないで下さい。
犬も人も命であり、懸命に生きているのです。

長い闘病でしたが、約8年間の湯葉との暮らしは楽しいものでした。
小さな命が、私に教えてくれたものは計り知れません。

どうか、大変な病気と闘った湯葉をいつまでも覚えていて下さい。
それが、何よりの湯葉への供養となると思います。
そして、この年の瀬、寒空の下、捨てられる犬、猫がいることも忘れないで
下さい。

湯葉と私の拙い物語は、今日で終わります。
みなさま、本当にありがとうございました。
心より感謝申しあげます。


コメントの返信が遅れますが、落ち着いたら必ずお返事致します。
よろしくお願いします。

湯葉の里親、昴