性病 性病と言いますが、

 

どのくらい性病のことを知っていますか?

 

 

巷で時々耳にするのは、

 

妻が妊娠中に浮気したとかどーとか。

 

妊娠中、というのは一例かもしれないですが。

 

 

「性感染症」って思春期の学生だって勉強する

 

ことなので、ぜひこれを機に

 

最後まで読んでみてくださいね。

 

 

 

あ、ちなみに

「性感染症」はSTI(Sexually Transmitted Infections)

 

のことで、

 

この代表的なものに「クラミジア感染症」が

 

あります。

 

今日はこの「クラミジア感染症」についてです。

 

実はこれ最も感染率が高いです!

 

 

病原体は「クラミジアトラコマティス」と言います。

 

 

略して「クラトラ」 ・・・ とは医療の現場でも言いませんが(笑)

 

まぁ、いいでしょう。

 

このトラコマは困ったことに、

 

私たちに感染しても「無症状」であること。

 

その50%は無症状といわれています。

 

 

 

 

じゃぁ、どんな悪さをするのか?

 

男性だと、

 

尿道炎。尿をするときに痛んだり、排尿困難などで自覚することが出来ます。

 

一方、

 

女性だと、

 

子宮頚管炎。不正出血、腹痛などが出ます。

 

 

しかも何回も言いますが症状が乏しい・・・。

 

 

ちなみに、何でこれが問題か。

 

 

性感染症なので、「感染症」なんです。

 

症状がないからといって病気自体が

 

気にしなくても良いというものでは

 

ないもの、だからです。

 

 

 

特に不特定の性交を持った場合、

 

例えば、Aさんが、トラコマを持っていて、

 

AさんとBくん 

 

BくんとCさん、となった場合、

 

どんどん感染が広がっていきます。

 

きっとCさんは、思いもよらない事態かもしれないですが、

 

もし、BくんとCさんがパートナーの場合で、

 

Cさんが症状が出てトラコマが判明したら、

 

「必然的にBくんが他からもらってきた」

 

ことが分かります。

 

 

ごちゃごちゃ言いましたが、平たく言うと、

 

 

「無症状だけど病原体に感染していたら、

 

その病原体をたらい回しにしている」

 

ということです。

 

ちょっときつい言い方でごめんなさい。

 

 

ここで、一つ。

 

 

 

世の中には避けられなかった辛い事件もありますが、

そういった場合を除いたら、

 

本当に大事な人に

知らずにダメージを与えてしまうことに

つながってしまう可能性もあります。

 

 

このトラコマは、

 

男性なら、精巣上体炎。

女性なら、卵管炎、骨盤腹膜炎になったり、

    産道感染によって、

    新生児への病気(感染新生児結膜炎や新生児肺炎)

 

につながるリスクがあります。

 

 

なのでコンドームは「妊娠を防ぐ避妊具」

としての役割だけでなく、

 

「性病を予防する」という

自分の身体も

相手の身体も守る、ものでもあります。

 

もちろん100%のリスクは防げません。

 

 

そしてもし感染がわかったら、

当事者が同時に治療することになります。

 

 

なぜなら、

誰かだけが完治しても、

一方が病原体を持っていれば、また感染しあうからです。

 

 

こういったピンポン感染にならないために、

もし感染が分かったら、正直にパートナーにも

打ち明ける必要が出てくるかもしれません。