広島カープ応援ブログ「毎日何度もカープ評論&ニュース」 -1311ページ目

日南の恒例行事といえば・・・

今日は練習がお休みです。


そんな中で、1軍の日南キャンプメンバーと2軍の由宇キャンプメンバーが発表されました。野手陣の入れ替わりはなかったものの、投手陣に大きな昇格&降格劇がありました。

残る2つの先発投手枠争いをしていた9名の投手のうち、佐藤、小島投手が2軍落ちとなり、いよいよ2軍にいる河内投手を含めて7名での争いになったようです。その他にも、ルーキーの梅原投手や2年目の森、田中投手、そして長谷川投手も2軍落ちとなっています。逆にめでたく1軍メンバーに仲間入りしたのが復活をかける苫米地投手と、昨季は不振にあえいだ天野投手。そして肩痛から別調整になっていた小山田投手が万を持して1軍昇格を果たしました。


さて、今日のニュースはここまでにして・・・。今日は27日まで行われる春季キャンプに限っては、最後の練習休み。ということで、今回は日南の恒例行事をお送りしましょう。それは・・・


運玉投げ


宮崎県日南市の海岸沿いにある鵜戸神宮 で行われるカープの必勝祈願のひとつとして行われる恒例行事です。そんな鵜戸神宮の場所はこちら をご覧ください。カープファンなら一度は耳にしたことあるだろう、この「運玉投げ」とは一体どのようなものか調べてみました。


鵜戸神宮のご本殿前には海があり、そこに岩が並んでいます。その岩の一つに霊石亀石と呼ばれる大きな岩があるそうです。その岩には豊玉姫という人物が竜宮から出産のために乗ってきたと言われているそうです。その岩の表面には扇形をした穴があいていて、そこに運玉と呼ばれる小さな玉を投げ入れると願い事がかなうというものです。

その運玉は素焼きのもので、朱色をしているようで、その大きさは直径2センチ程度。それを願い事を唱えながら、男性は左手で、女性は右手で投げ入れるそうです。ちなみに、その運玉は5個セットで100円・・・そんなに高いものではないようです。


さて、今年はマーティーがこの運玉投げを初体験!その結果は6個目で穴に入れたようです。てことは・・・運玉の2セット目ってこと?そういえば、昨年は山本前監督が1発で放り込んだとか。願い事を「優勝」に集中して投げ込めば、きっと6球団のトップになれるはず!

明日からは日南キャンプ最終クールです!

ベテラン参上!

今日でいよいよ第5クールも終わり。いよいよ春季キャンプも佳境に入ってきました。


そんな中で今日は2人のベテランが紅白戦に先発登板しました。


佐々岡真司VS高橋建


この広島を代表する2人のベテランは、マーティーの構想では先発候補の一角にあります。現時点では、紅白戦で結果を残した横山投手、社会人との練習試合で好投した大島投手が先発候補としてトップをひた走っているという状況です。その中で、ベテランが果たしてどのような形でオープン戦に入っていくかに注目が集まります。


この両ベテラン投手。右腕と左腕の違いはありますが、昨年は似たような境遇に立たされました。佐々岡投手は開幕は先発ローテーションの一角だったものの、なかなか結果が残せないまま、2軍に降格。中継ぎとして1軍昇格を果たすも、辛うじて1勝を挙げるのがやっとという苦悩のシーズンでした。1勝6敗、防御率6.33という成績は、過去16年間のプロでの投手生活の中では最悪の数字。年俸も球団史上最高の減俸額となる6000万円ダウンの7000万円となってしまいました。


一方の高橋投手。昨季は故障した左ひざの調子が思わしくなく、下半身を使った投球ができない状況でした。2004年は3勝10敗、防御率5.53とプロ史上最悪の数字を残したものの、昨季はそれをさらに上回る0勝2敗、防御率9.04。過去のプロ生活で最低の防御率だった上に、プロで初めて1勝も挙げられないシーズンとなってしまいました。そして年俸も球団史上最高の減俸率である50%ダウンの3500万円に・・・。


ともに引退を考えた両ベテランが決意のシーズンに挑む2006年。その最初となる実践の場である紅白戦で、まず結果を残したのは佐々岡投手。持ち前の打たせてとる投球で2回を被安打1、無失点。ベテランらしい上々の投球でした。一方の高橋投手は、絶好調の栗原選手に一発を浴び、その後も2四死球を与えるなど2回を被安打2、2四死球、1失点。しかし、球速はMAX143キロということで、こちらも上々ではないでしょうか。


ベテランの登場でさらに混沌としてきた先発投手争い。オープン戦では残り2枠を争う9名の投手から、何人かに絞られることになりそうですね。果たして誰が、開幕時点で先発枠に入ってくるのか、注目です!


さて、明日は練習はお休み。24日からはいよいよ最終クールへと入っていき、土曜日には福岡ソフトバンクとのオープン戦が都城市民球場で行われます。。

二遊間争いに異変!?

この春季キャンプで、最大の焦点の一つになっているのが二遊間争いです。


現時点でレギュラーでの起用としてその候補に挙がっているのが、4年目で成長著しい松本選手、そろそろレギュラー奪還をしてほしい東出選手、持ち前の高い守備力を誇る山崎選手、どこでもソツなく守れる木村拓選手、そしてルーキーの梵選手といったところです。彼らの中で、特にショートの守備では山崎選手と梵選手が争っているという状況です。


しかし、今日、そんな火花散るショート争いに大きな動きがありました。


まずは梵選手。今日、宮崎県南郷町の南郷スタジアムで行われた西武ライオンズとの練習試合で、1番・ショートでスタメン出場した梵選手は1打席目は初球から見事にヒットを放つと、その後は2塁打も放ち、終わってみれば3打数2安打2四球。2安打も光りますが、1番打者として2四球を選び、出塁率8割という見事な役割を果たしました。


近年は上位打線に悩みを抱えていた広島。候補となる1番打者は多いものの、早打ちや三振が多く、なかなか出塁率が上がらない・・・という傾向が続いていました。梵選手は現時点では、ミート力はずば抜けており三振が少なく、四球も選べて足も速い。文句のつけどころのない1番候補となっています。さらには、キャンプスタート時点では、緊張からか、非常に硬さが見られた守備も、今では軽快そのもの。何よりも梵選手本人の即戦力野手としての気構えと、「1番・ショートを絶対にとる」という強い気持ちの表れでもあるのでしょう。


その一方で山崎選手。打撃フォームを変えたものの、紅白戦ではまだその成果が出ていません。この点に関しては、そのフォームが定着してくれば、もっと良くなってくると思います。そして、遊撃守備に関しては文句のつけどころがないくらい軽快で、柔らかいハンドリングをアピールしています。「2番・ショート」もしくは「1番・ショート」を目指せるレベルです。


ところが今日、山崎選手に大きなアクシデントが!昨季の春季キャンプでも腰を痛めてリタイアした経緯がありましたが、その悪夢が再び・・・。練習中に腰に違和感を感じ、その後、日南市内の病院で検査をした結果、「急性腰痛症」で1週間の安静が必要とのことで、23日には広島に帰って、リハビリを行うそうです。昨年も同じように、最初は「たいしたことがない」といわれていた故障の程度でしたが、その回復には相当長引いた記憶があります。今回も同様に腰を痛めたということもあり、その動向が非常に心配です。


当初は故障者なく順調に進んでいたキャンプですが、ここへ来て、末永選手、育成選手の中谷選手、そして山崎選手。少しずつ離脱者が出ています。キャンプ疲れが出ることで故障も増えてくる時期ですね・・・。とにかく、故障は未然に防いで、大きな故障にならないようにケアが大切になってきそうですね。


明日22日は紅白戦が行われるそうで、佐々岡投手と高橋投手の登板もあるようです。ベテラン勢が先発争いに本格的に加わってきます。ますます目が離せない春季キャンプ。土曜日にはオープン戦も始まるだけに、二遊間、外野、そして先発枠・・・楽しみなレギュラー争いですが、選手間は火花散る熾烈な争いになりそうです。

先発枠争いの行方は・・・

昨日も書きましたが、今年のキャンプの注目の一つが先発枠争いです。中4日を基本線とした先発ローテーションのメンバーは5人。その中で、黒田、ダグラス、大竹投手の3名が現在、確定に近い内定者です。


そして残る枠は2つ・・・


報道では、その残り2つの枠を巡って9名の投手が候補に挙がっているようです。その9名とは・・・


右腕は佐々岡、小山田、横山、ロマノ、佐藤投手の5名

左腕は大島、小島、高橋、河内投手の4名です。


例年に比べて、先発枠が1つ少ない上に、黒田、大竹、ダグラス投手を優先的に中4日起用するという点から、4番手の先発投手はまだしも、5番手の先発投手はその登板数が極端に少なくなります。ローテーションカレンダー通りに回すなら、シーズン序盤は交流戦時期に6連戦が続くなど、雨天中止さえなければ、比較的一定間隔で登板がありますが、後半戦は「谷間の先発」程度しか登板機会がありません。


まずこの9名の中から、先発ローテーションとして生き残ること。そして、次に第4の先発枠に入ることが目標となりそうです。2段階選抜・・・例年より厳しい争いになりそうですね。


その中で、現在一歩抜けているのが横山投手です。17日に紅白戦では2回をパーフェクトの抑える好投を見せました。当初は、誰もがNYB(永川、横山、ベイル投手)という「勝利の方程式」を想像していたかと思います。私も、こればかりは動かさないと思っていたのですが・・・。先発転向の可能性が浮上してきたときはちょっと意外で、中継ぎが薄い広島にとって、中継ぎで最も安定していた横山投手を先発に回すことで、中継ぎに対して多少の不安はあるのですが・・・。皆さんはいかがでしょうか?


そして、次の候補になるのが大島投手でしょうか。今日行われた、社会人チームの新日本石油ENEOSと広島2軍との練習試合では、1四球はあったものの、3回を無安打無失点に抑える好投で、マーティーも満足気な表情だったとか。将来を考えても、絶対に必要な先発左腕だけに、オープン戦でも安定した成績を残せば、一気にローテ確定となるのではないでしょうか。同い年のドラ1・大竹投手が3本柱に内定しているだけに、ここで闘志を見せてほしいところです。


ただ、まだあくまでも紅白戦の段階。さらに、ベテラン勢やロマノ、小山田投手といったところは、まだマウンドでも実践登板がありません。彼らが試合に出場し、どのような結果を残すのか・・・その出来如何によっては、まだまだこの残る2枠の先発争いは火花飛び散る争いになりそうですね


明日は宮崎県南郷町の南郷スタジアムで西武との練習試合です。今キャンプ初の対外試合だけに、他球団の出来と比較するいい機会となるだけに、楽しみは膨らむばかりですね。そんな明日の宮崎県南郷町の天気は曇り、午後から晴れだそうです!

2番手候補VS3番手候補

広島の今季の注目として挙げられるものの1つとして、先発投手陣があります。ひとまず黒田、大竹、ダグラス投手の3名が先発に内定しており、残りの2枠を横山、小山田、佐藤、大島、佐々岡、高橋、河内、ロマノ、小島投手といった9名の投手が争っているという状況です。


そんな中で今日の紅白戦で登板したのが、ダグラス投手大竹投手といった2番手、3番手の投手です。年間のローテーションをカレンダーどおりで、天気による影響がないもののとすると、2番手と3番手の投手に関しては、その起用の比率にはほとんど差がないことから、ともに重要な役割であることが分かります。


その中で今日は大竹投手に注目してみたいと思います。


大竹投手といえば、昨季、先発ローテーションを唯一、シーズン通して守り抜いた投手であり、プロ初の2ケタ勝利である10勝を挙げました。ローテーション入りが確定的な背景には、故障がなく、年間通して先発として働けた昨年の実績があったからでしょう。


ところが、心配事とともに、大きな課題もあります。それはやはり制球力。161と3分の2イニングで94の四死球。奪三振数は161で、1イニングにほぼ1個の割合なのに、四死球はずば抜けて多い・・・。そのためか、スライダーという天下の宝刀がありながら、それを活かすまでに時間がかかる・・・つまり、2ストライクまで追い込んでも、打ち取るまでに結局フルカウントまでいってしまう、そんな傾向があり、おのずと必要以上の球数を投げてしまう、といった傾向が多々見られました。


すでに報道にあったとおり、今季は中4日登板が基本です。その代わり、先発投手の負担を軽減するため、100~110球程度で中継ぎ投手に交代するという体制に変わります。昨年は140球を越えても、先発投手を試合の後半まで投げさせることも多々ありましたが、今季からはそのようなことがなくなります。


そのため、今季の先発投手に要求されるのは、100球で、いかに長いイニングを投げるか・・・ということになるでしょう。ストライク先行の投球で、要領よく相手を打ち取っていく必要があります。昨年までの大竹投手は3回で90球に達することもありましたが、もし仮にこのような展開になったとしたら、3イニングで交代となってしまいます。もし、このパターンで3回を無失点に抑えたとしても、3イニングで交代ではKOと意味合いは同じ・・・。それだけに、球数制限のある中での中4日登板は結果以上に、その投球内容、1球1球の意味合いがより重要なものになってくるというわけです。


そんな大竹投手は3回を被安打3、無失点の投球内容でした。球数は49球。単純に考えると、ペース的には6回まで投げきれる計算になります。若干多いかな・・・という印象ですが、中4日でまわすことを考えれば、十分に許容範囲で、先発投手としての役割を果たせる内容だったと思います。


昨季は10勝12敗で防御李5.62だった大竹投手。今季はせめて昨年の勝利数を負け数を逆転する12勝、そして貯金を作れる投手になってほしいところです。防御率も5.62ではなく、ひっくり返して2.65になったら言うことなしですね。