広島カープ応援ブログ「毎日何度もカープ評論&ニュース」 -1313ページ目

いよいよ日南へ!

およそ2週間にわたる沖縄キャンプも終わり、1軍メンバーは一路、宮崎県日南に入り、2軍メンバーや前田、緒方、佐々岡選手らベテラン組と合流しました。


というわけで、今日は日南キャンプをご紹介しましょう!


日南キャンプの始まりについて、中国新聞のこちら のサイトに詳しく掲載されていました。1963年(昭和38年)から始まった日南での春季キャンプは、今年で43年目を迎えます。それまで紆余曲折や苦労が多くあったようですが、これも広島カープを愛する方々に支えられてきたおかげでしょう。日南市のホームページ にも、広島カープのキャンプ情報が書かれています。


さて、宮崎県の日南市は人口約45000人。飫肥杉と千畳敷という得意な海岸地形も見られる風光明媚な場所・・・といっても私は行ったことがないので、受け売りですが。


この春季キャンプは、主に1軍の主力メンバーは日南市の油津にある天福球場(場所はこちら )で、2軍のメンバーは東光寺球場(場所はこちら )で行われています。ただ、野手と投手の別で練習を行う場合にも使い分けがされたり・・・上手く2つの球場を、それぞれの目的に応じて使い分けているようです。


日南キャンプといえば、近年ではユニークな練習方法を生んだことで話題になりましたね。一昨年は「地鶏トレ」なるものが登場!宮崎の地鶏を追いかけて下半身強化と守備力向上を狙ったものの、地鶏が思うように逃げてくれず、ただのコントに終わってしまった・・・ってこともありました。


そして、飫肥杉が有名なこの地ならではの悩みも・・・。それは花粉症。毎年、花粉症に悩まされている選手を良く見かけますね。私も花粉症なんですが、あれは確かにしんどい。集中力が必要な場面なのに、鼻水とくしゃみで注意力も散漫に・・・ってことも良くあります。選手はそれぞれに花粉症対策をしていることでしょう。でも、今年の厳しい寒さで花粉症の話題は若干遅れ気味になりそうです。


さあ、さらに加熱しそうなレギュラー、そして1軍枠を巡る争い。特に4番争い、二遊間争い、そして第4、第5の先発争い。様々な興味が沸く日南キャンプ。27日まで行われます。


先日、お送りした珍名選手ランキングで間違いがありました。第2位は鞘師選手でしたが、実は10000万位以下の選手は5名いたんです。鞘師選手以降は順位を1つずつずらして、第2位には53820位の鈴衛佑規選手が入ることが分かりました。広島市のハンドルネーム・「つも」さん、ご指摘ありがとうございました。


そんな鈴衛選手は私と同級生の年代で、周囲からは「どうして自由契約にならないの?」などという声が聞こえてきて残念なんですけどね・・・。ただ、現在は2軍のキャンプで打撃好調のようです。今年は監督も代わって、チャンスが出てくるかもしれないので、明日からの日南キャンプでマーティーの前でしっかりアピールしてほしいところです。


余談ですが、選手名鑑に載っている鈴衛選手って「北の国から」の純こと、吉岡秀隆さんに似てませんか?まぁ、余談ですけどね・・・。

沖縄キャンプ最終日

2月1日からスタートした沖縄春季キャンプも終わりました。


そんな最終日は昨日に続き、連日の紅白戦が行われました。先発したのは、今季3本柱で先発フル回転が予想される大竹投手ダグラス投手。さらに、黒田投手も志願の1イニングの登板をしました。野手陣では福井選手が2打席連続本塁打で大きくアピールすれば、栗原選手は昨日に引き続き3ラン。さらに、ルーキーの梵選手も広池投手からレフトスタンドへホームラン!ミートセンスばかりが注目されていますが、一発の魅力もある打者ですね。将来は1番だけでなく3番も打てそうな注目株になりそうですね。


さて、昨日は野手陣ばかりが目立ったような試合だったので、今日は投手を注目したいと思います。


梅津智弘VS仁部智


左右の変則投手です。今日の紅白戦では、仁部投手は1回を投げて、森笠選手に四球を与えてしまいますが、末永、嶋選手と左打者を確実に抑え、無安打無失点。梅津投手は木村一選手らと対戦し、1回を3人でピシャリと抑えました。


仁部投手といえば投手では球界最低身長。サイドスローに転向し、今季はコントロールアップに取り組み、マーティーからの注目度も一気にアップしています。広島の中継ぎ左腕は今ひとつ、左打者に打たれる傾向が強いのが現状ですが、マーティーはこの仁部投手に大きな期待を寄せています。中継ぎは7~8名を予定している今季の投手陣の中で、うち1人の役割の一つとされるのが左のワンポイント要員で、その最有力が仁部投手ということになるでしょう。今日の紅白戦で、対左打者は2打数0安打1死球。左のワンポイントとして、まず確実に左打者を抑えてほしいところです


もう一人の梅津投手は、今季からアンダースローに大きくフォームを変えた投手です。日に日に腕が下から出てきて、だんだんサブマリンにふさわしいフォームになってきたように思えます。今日の紅白戦では3人と対戦し、完全に封じました。まだサブマリンに転向してわずかな日数しか経っていないヨチヨチ歩きで試行錯誤を繰り返している状態で、試合で投げられたことは大きかったのではないでしょうか。これからサブマリン仕様の変化球の精度とキレが増してくれば、非常に楽しみな投手になりそうですね


そうそう!新聞一面を狙っていたにもかかわらず、若手の本塁打に一面撃沈をしかけた福井選手。でも、福井選手はみんなを盛り上げてくれる選手ですね。1打席目の本塁打では、派手にガッツポーズして、周囲の笑いを誘ってました。ああいう選手がいるっていうのは、チームのムードにも好影響を与えてくれるので、非常に頼もしい選手ですね。


さあ、明日は沖縄組が日南組と合流します。沖縄最終日、紅白戦の最終打席で左ハムストリングに違和感を覚え途中交代した末永選手。検査のために広島に帰ることになったそうです。最後の最後に離脱者が出てしまいましたが、例年に比べて離脱者が大幅に少ない状況の中で、選手全員がフルに持ち味を出せる状況なだけに、日南ではさらなる競争が予想されますね。果たして、最後にスタメンレギュラーを勝ち取るのは誰なのか?注目です。


4番候補大爆発!

今日から7回連続で行われる紅白戦。その中で、今季期待の4番候補が沖縄の空に見事なアーチをかけました。


新井貴浩VS栗原健太


マーティー曰く、この2人に嶋選手を含めた3人が4番候補だそうですね。にしても、ラロッカ選手が抜けて弱体化するんじゃないかと懸念されていた打線でしたが、今季の打撃陣はいつもにまして迫力十分なものになりそうです。


新井選手が大島投手からレフトスタンドにドデカイ一発を放てば、栗原選手も佐竹投手からライトスタンドに一発をぶち込みました。この広島を代表する2人のスラッガーが、4番という打線の核という1つの座席を巡って、激しい火花を散らしています。


特に、最近はネット中継を見てて思うのですが、新井選手よりも栗原選手の方が一回り大きくなったように思えます。それは、1月に栗原選手が単独で行ったアメリカ・アリゾナでの自主トレ。大リーグの選手に混じって行ったというこの自主トレで、体重は4キロアップの100キロ、体脂肪は9%になったようです。ネット中継で背番号『5』が歩いている様子を見て、いまだにふと町田選手を思い出してしまうこともあるのですが、名実共ににカープの背番号5といえば栗原健太!そうなる日はそう遠くはなさそうですね。


さて、昨日、カープの珍名さんで取り上げた井生選手。打撃が課題とされていましたが、紅白戦初戦で見事な2ランホームランを放ちました。打撃でも注目浴びれば、今季は1軍での活躍機会も飛躍的に増えてくるかもしれません。東出選手や新井選手ら同期入団の選手の中で最も遅れて1軍を経験した井生選手。ここで一気にごぼう抜きするくらい台頭してくるかもしれませんね。

珍名選手に注目

さて、今日はちょっと変わった視点から注目選手をピックアップしてみました!それは・・・


広島カープ「珍名」ベスト4!


今回は『全国の名字 』というサイトを見つけたので、そこから広島の選手の中から珍しい名字を持つ選手をピックアップして、名字の多い順ランキングで10000位以下の選手に注目しました!すると4名の選手が10000位以下という結果が出ました。


それではまず第4位から!井生祟光選手(15077位)


昨季は、嬉しいプロ初安打を放ちました。そして今季。俊足で、外野の守備力は抜群!そして何よりも練習熱心。同意のドラフト1位・東出選手とともにそろそろ1軍に定着したいところですね。


第3位!森笠繁選手(31339位)


それぞれの漢字はさして珍しくはないのですが、2つ重なると確かに珍しい名字ですよね。そんな森笠選手ですが、今季で37歳になり、時々スタメンを外すなど休養をとらせながらの出場となるだろうと思われる緒方選手をバックアップ、そしてそれを超えるくらいの成績を期待したいところですね。この選手が3番には入れるくらいの成績になれば、上位打線は足を使いまくれるのですが。


第2位!鞘師智也選手(46252位)


全国でわずか12世帯しかないようですね。何となく、剣士のために剣を作っていたというイメージの格式ある名字ですね。そんな鞘師選手は小早川コーチからも注目されています。過去3年間は即戦力の期待を大きく裏切り、故障の連続で苦しいプロ生活だったと思います。実力ある選手だけに、そろそろその開花を期待したいところですね。


そして第1位!!梵英心選手(68700位)


納得の結果ですね。全国にわずか4世帯・・・おそらく梵選手のご親戚くらいじゃないでしょうか。知らなきゃ読めないこの名字。読める人が何人出るかが、梵選手の活躍のバロメータともなりそうですね。守備では社会人時代の持ち味をまだ出せていないようですが、打撃ではミートセンスが高く評価されています。目指す1番・遊撃のポジションを奪えるか?今季最大の注目株ですね。


ちなみに・・・2004年のドラフト1位の佐藤剛士投手は日本で最も多い名字。そして、2005年の高校生ドラフト1位の鈴木将光選手は日本で第2位に多い名字。てことは来年のドラフト1位の選手の名字は日本で第3位の高橋って名字の選手だったりして??


名字が珍しいか珍しくないかは別として、どの選手も1軍のスタメンを目指して頑張ってほしいですね。ちなみに、私の名字は珍しいようで、45000位前後にありました。


さて、明日からは紅白戦ラッシュ!実践により近い練習となっていきます。先発は大島投手と横山投手の予定です。先発枠の残りは2つ。日程の関係上、4番手の先発はそこそこの登板数がありそうですが、5番手は年間10試合程度の機会しかなさそう・・・。それだけに、4本目の先発には誰が入るか?非常に楽しみですね。

選手名鑑を見て・・・

今日発売された、ベースボールマガジン社 の「週刊ベースボール」に、毎年恒例の一番早い選手名鑑が掲載されました。


毎年、各チームの顔とも言える選手たちが12名、表紙を飾っています。今年の顔ぶれは、東京ヤクルトはシーズン200本安打を記録した青木選手、オリックスは巨人を自由契約になり入団を決めた清原選手。そして我らがカープは、昨季15勝を挙げ最多勝のタイトルをゲットした黒田投手でした。毎年、「何でこの選手が?」って思う球団が1つはあるこの表紙なのですが、今年は比較的順当って感じでした。


さて、そんな選手名鑑を眺めながら、今季、私は1人の選手に注目してみたいと思いました。それは・・・


吉田圭選手


2002年のドラフト2巡で投手として入団した吉田選手は1年目に「肩が使い物にならなくなっちゃいました」というコメントともに、外野手に転向。元々は打撃センスに注目していた球団が多かったようで、甲子園でも長打力とミートセンスのある打撃は高い評価を受けていました。


昨季オフはフェニックスリーグで4番を打っていました。それだけ、期待感は高いのかと思っていたのですが・・・。秋季キャンプに呼ばれることもなく、そして契約更改もベテランや主力勢がすべて契約更改を済ませていたのに、なぜか吉田選手だけが更改していない・・・。この状況はものすごく心配でした。育成選手として契約するのか、それともこのまま解雇なのかと様々な憶測が乱れ飛びました。


結果的には年明けに契約更改をひっそりと済ませたようです。そして今季から内野手に転向。かつては肩を痛めていた経緯もあり、そして左投げということで、一塁しか守れない状況ということになります。


では、なぜこの吉田選手に注目するのか。それは左打ちの強打の一塁手が、今の広島には少ないように思えるんです。広島の2軍の内野手は比嘉、甲斐、山本芳選手のように内野ならどこでもこなせるユーティリティーな面はあるけど、右打ちの打者が多いのが現状です。その点では、左打者で一塁を守れる選手は吉田選手以外を見渡しても浅井選手くらい。その点では吉田選手が持ち味の打撃選手がプロで開花すれば、一気に一軍への道が開けると思うのです。


現在、春季キャンプでは栗原選手と新井選手が1、3塁のホットコーナーのレギュラー争いを繰り広げており、ともにスタメンレギュラーを張る可能性は高まっています。新井選手はともかく、栗原選手が年間を通して1軍のレギュラーを張った経験がないだけに、1塁を守れる左打者である吉田選手の存在はクローズアップされるのではないでしょうか。


そういえば、同じ帝京高校出身で、同期で入団した松本選手は、1軍で東出、梵、山崎選手らとともに激しい二遊間のレギュラー争いを繰り広げています。帝京高校時代は1番を打っていた松本選手に対して、3番を打っていた吉田選手。今こそライバル心を前面に押し出して、吉田選手も一気に開花してくれれば・・・とにかく今季は選手生命も土俵際の年になりそうですが、広島には投手から野手に転向し、土俵際の年に首位打者を獲得した、同じ左投げ左打ちの嶋選手という存在があるのですから