Elle s'appelait Sarah | cocoのこころ

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お料理大好き♡
頭の中はいつも食べ物の事ばかり!!
フレンチ夫ちゃんluluとの日々の生活をご紹介。  
料理する事、食べる事を大切に、ゆるぅくナチュ
ラルなものを取り入れながら生活してます♪

以前読んだ小説"サラの鍵"が映画化との情報を得てとても観たい
と思っていたけれど、なぜか映画館へ行く気には全然なれなかった。
なぜだろう???
小説は物凄く良かった。面白かったというのではなく、ショックだ
った。衝撃を受けた。こんな言い方のほうが近いと思う。
フランスが歴史的事実として隠したい出来事。フランス人の手で行われた
ユダヤ人狩り。何とも憂鬱な気分になりながらもなぜだか真実を
知りたく調べまくった記憶がある。(そのお陰で素敵な人とブログを
通して知り合うこととなったのだけれど)

luluと観終わったあとどう?って聞くと・・・最近はユダヤ人や
ユダヤ虐殺を特別視しすぎる傾向があってやや不愉快だとか。
同じように戦争で虐殺が行われたといえば、アフリカ、東ヨーロッパ
フランスでもユダヤ人だけでなく同性愛者なんかも虐殺されてる
のにそこには触れないで"ユダヤ人"だけを世界の犠牲者のように
大切に大切に扱われるのには不気味だと。
風刺画やコメディアンが黒人、黄色人種、政治家何から何まで笑いの
種にして受けてるのにユダヤ人だけほんのちょっとでもバカにすると
営業停止、ライブ中止と様々な制裁が加えられるので本当に腹が立つ
とな。
こうまで言ってluluがユダヤ人を軽視してるわけじゃないですよ。
彼の家族はとても縁が深くて悲しみの対象でもあるわけですから。

さて、話はズレちゃったけれど映画はとても良かったです。
小説よりもおぞましさが増す映像の力に胸が痛みました。
ただ。。。。映画ってオシャレに設定しなきゃいけないんだぁ~と
少しがっかりした場面もいくつかあったものの、この事件をしらない
方がいたら是非観る事をオススメします。出来れば小説も!!