隙間です

1秒前のことが わからず

怖いんだ

だれもが この人生にもがき 苦しんでいる

助けるのではない

僕は 君と 少しでも 

感じていたいのです

隙間より

true

                虹愛

君の目の優しさがとても悲しくて 無言のままで僕をずっと見ていたね

ホコリかぶった時計の針の音だけが聞こえるだけの薄暗い部屋だった

考えると ベットの上の君はいつも いつも 恥ずかしそうにしていたね

交じり合い 君の脈を体中に感じて 一夜だったけど 心底から愛したね

君の吐息が僕の耳元でささやいて 君の横顔が僕には愛おしくて

君の体のぬくもりが身に沁みて なおさら 僕は君に愛情をあげたね

だけど もう 僕の前には君はいない  君の前にも僕はいないから

だから 元気を出そうよ ずっと 君を想っているから






君の香水の匂いがずっと忘れられなくて 交差点でフッと後ろを振り返るよ

部屋には取り残された十字架が置いてあり 蛍光灯の輝きでいつも泣いていた

考えると 鏡に映る君はずっと ずっと寂しそうに笑っていたね

唇を触れ合い 君の目を見ながらカーテンの隙間から光が射すまで愛し続けたね

君の濡れた髪の毛が揺れ 君の手のひらが僕には愛おしくて

君の透明な背中が身に沁みて なおさら 僕は君に笑顔をあげたね

だけど もう 僕の前には君はいない 君の前にも僕はいないから

だから 勇気を出そうよ これが二人の人生だから



詩:隙間