俳諧修行《35》 夏木立

不調にてお休みしましたm(._.)m


夏木立（なつこだち）三夏
【子季語】
夏木、夏木蔭
【関連季語】
木下闇
【解説】
夏、青々と葉を茂らせた木立をいう。生命力みなぎる木々の日陰は、人々にほっと息をつかせる場所である。「夏木立」は数本をさし、一本の木のときは「夏木」という。
～きごさい～

クロッキー
悠


・みんみんに包囲されたる夏木立

ひと妻に拉致されたる夏木立

ひとづまの獸となりぬ夏木立

・かなかなのさも哀しげに夏木立

・夏木立たれに別れぞ蝉しきり




修行 1

■季語が重複していないか

季語が複数あると、一句の中心が定まらず鑑賞の妨げになります。
季語は一つだけにして、一句のメッセージが伝わり易いようにしましょう。
見本の拙句は
・印の句が季語二つになっております。
失敗例として呈示しておきます。



よろしければ夏木立で一句どうぞ｡