24 - 25 | ピグ・サップの『プラス思考』

こんにちは!

今回は24歳という一年を振り返ってみます!

2015年のお話か・・・ついこの間ですね。

2020年のオリンピックが東京に決まったのがこの年みたいです。

まさか延期になるとは・・・ウィルスって半端ないですネ。。

 

 

 

24歳なのですが、やっぱり自衛隊を辞めたばっかりだったのであんまり元気にスタートをしていなかった気がします。

自分の本当にやりたかったことを見つけての、決して後ろ向きな辞職ではなかったですがその次の仕事が決まらずに無職でのスタートでしたからね。

 

そんなときに地元で映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』の撮影が行われるということが決まりまして。

時間だけは有り余っていたし久しくエキストラ活動も参加してなかったので、現場にお邪魔させて頂きました。

 

図書館の敷地すべて貸し切っての撮影。

そして早朝から深夜にかけての、まさに体力勝負の現場でした。

主演の岡田准一さん、榮倉奈々さん始め色々な方と撮影を共にさせて頂けたことは非常に光栄でございました。

榮倉さんの「あんたたちのせいだッ!!」って台詞とともに向けられた眼差しが映画を見るたびに思い出されます・・・本物の役者さんってやっぱりすげーです。

 

4日か5日ほど現場にお邪魔させて頂いたのですが・・・色々な役を演じさせて頂きました。

中でも有害図書に指定された本を検閲する、主人公たちの敵部隊の一人を演じた際には一瞬スクリーンの主役にもなってしまうという・・・エキストラ人生10年余りの中でもこの作品はワタシの代表作です(*^^)v

 

 

 

そして、この作品の撮影中に今の職場の採用連絡を頂きました♪

一度落とされて二回目の面接で無事採用。

手応え的には一回目の方があったのですがね・・・また受けに来られたら迷惑だからって判断かなw

 

再び上京して一人暮らしを始めました。

 

ここ入ったばかりの頃もたくさん苦労したっけなぁ・・・。

最初は全然職場に馴染めず。

我が強すぎて・・・だから自衛官のときも班長とぶつかったりしてたんだろな・・・w

入りたくて入った職場でしたが、入社して3ヶ月くらいは本気で毎日いつ辞めようかってことばかり考えてました。

でも、ここで働くためにまた引越しまでしたから、とりあえず一年は続けよう・・・って、ケータイに「あと○日」ってカウントダウンしながら続けて。

 

そんな日々を過ごしてると、先輩に

「そんなに意気地になってると、お前ここ居づらくなるぞ」

って愛の言葉を頂きました。

すでに居辛さを感じていたワタシを気遣ってくれて話してくれたんだろなぁ・・・怖い顔して意地悪な先輩でしたけど、いつも仕事に対するアドバイスくれたり気にしてくれたり。お世話になった先輩の一人です。

 

それから少しずつ、職場で自分を出せるようになってきて。

毎日楽しく仕事が出来るようになってきて。

気付くとケータイにしていた残り日数のカウントダウンも止まっていました。

こういう経験したから、同じような境遇に立ってる新人たちを積極的に仲間の輪に入れようって思うようになりました。

仕事の悩みとかも聞いてあげられる立場になろうって思いました。

「楽しく働いてほしい」っていう想いですから!

 

楽しく働いてほしいとは思うものの

今の職場は間違いなく体力勝負のお仕事。

身体が資本の現場なので、季節の変わり目とかに特に体調を崩す人も時々出てきます。

 

そんなときに身体は丈夫だったさぷおボーイ、色んな人と仕事代わって出勤しまくってました♪

新人だってのに週6日勤務上等だったなぁ・・・当時は他にやることなかったですもんね。

出来ることが少ない分、出来ることを必死にやって誰かの助けになる。

こうやって当時のワタシは職場での立ち位置を確立していったのだと思います。

 

職場に居辛さを感じていたさぷおボーイは

25歳になる頃には先輩たちに愛される一人のルーキーになっていたのでした・・・♪

そして自身も職場が大好きになっていたのでした( ´ー`)

 

 

 

24歳の頃の自分を振り返ると、当時の子供さがよく分かります。

わがままというか・・・「自分はこうしたい!」って気持ちが強すぎて。

言われたことを聞く能力が備わっていなかったのだなぁとつくづく思います。

色々言っていただけて、納得するために自分なりに言われたことを嚙み砕いて納得するって力が身についたのかと。

入社して数ヶ月そこらの小僧がよくまあ偉そうにやっていたものだと・・・wでも、この言われたことについて自分なりにしっかり考える能力が付いたことは大きな成長だったと思います。

 

後輩が増えてきて人にモノを教える立場になった今、自分で考えた言葉で伝えることが大切です。

この年代で叩き上げられてよかった。

それと同時に、こんなどうしようもなくクズだった自分を先輩たちは見捨てずに育ててくれた。だからワタシはどんな人も見捨てずに向かい合おうって思っているのです。

 

24歳は出来事こそ少なかったけど、今の自分を作る上で大きな一年だったなぁ・・・。

25歳は色々ありますよ。

人生の全盛期ですから(・∀・)b

 

To be continued...

 

 

 

【24歳の写真たち】

・退官しながらも、文字通り同じ釜の飯を食った海上自衛官の同期たちの修了式に招待して頂けました。

お別れして4ヶ月、本当に立派になった同期たちの姿が眩しかったです。退官した後の彼らの物語を聞けたのは本当に嬉しかったです。

 

・夏から秋ごろにかけて、翌年一世を風靡する『シン・ゴジラ』のエキストラに何日か参加しておりました。

東宝スタジオ初潜入。終電後の地下鉄の駅を貸切ったり、何より空き地にゴジラ通過後の街並みを作り上げての撮影は圧巻でした。陸上自衛隊の一員としてゴジラの足跡の中に足を踏み入れられたことは自慢です(。-∀-)

 

・クリスマスには毎年心が躍ります。寒さの中で心が温まります。

30歳を迎えた後もこの気持ちは忘れないでいたいです。