2月17日、電通 が発表した「2004年日本の広告費」によると、
「インターネット広告」の市場規模が、「ラジオ広告」を
初めて追い抜いたことが分かりました。
ブロードバンド通信の普及などインターネット環境が整うなか、
「広告」も「テレビやラジオ、新聞といった既存の媒体」から
「インターネット媒体」へと重心を移しはじめているといえるでしょう。
総広告費が前年比3%増の5兆8571億円となったなか、
「インターネット広告費」は前年比53.3%増の1814億円と大きく伸び、
一方「ラジオ広告費」は0.7%減の1795億円となり、
4年連続の前年割れとなりました。
「ラジオ広告」は「ながら族」が漠然と聴いているため、
広告が視聴者のアクションにつながる確率は
極めて低いと思われますが、
「インターネット広告」は自分が欲しい情報を得ようと
積極的な姿勢を持っている人に対して効果的なリーチができるので、
広告を見た人が購買等につながるアクションを起こす確立は
極めて高いといえるでしょう。
(例えばヤフー、グーグル等で検索する場合には、
自分が欲しい情報を得ようと積極的に画面を見ているので
、欲した情報に関連した商品の「広告」を積極的に見る可能性が
高いでしょう。)
インターネットが急速に普及していく中、
「広告媒体としてのインターネットメディア」は、
より大きなマーケットを生み出していくでしょう。
「ラジオ広告」などの「既存メディア」は
この傾向を意識して今後の方向性を決めていかないと、
「タイタニック号」のように沈没してしまうかもしれません。。