ロックバンド、U2のボノがプロデュースするファッションブランド、
「EDUN(エダン)」がアメリカで販売されることになり、
妻のアリ・ヒューソン、ファッションデザイナーのローガン・グレゴリーとともに、
11日にニューヨークで披露会見を開きました。
ボノのブランドは、メンズ・レディースのトレンドファッションをラインアップし、
今春からデパート「サックス・フィフス・アべニュー」の46店舗で販売する予定。
南アフリカやレソト王国などで生産する予定で、
ボノは「社会的責任のある会社として、
ほかに真似されるようなビジネスモデルを構築していきたい」と、
抱負を語っています。
ジェニファー・ロペスも、今年2月に初のファッションショーを開催し、
新ブランド「Sweetface」を公開しました。
(つば広の帽子など、彼女自身のファッションスタイルを真似たもの)
一昨年、ラップ歌手のエミネムも
「Shady Limited」でファッション界にデビューしています。
(Tシャツやジョギングスーツなど。)
すべての商品はエミネムが試着し、
着心地の良さなどをチェックしているとのことで、
厳しいチェックを通ったものだけが
「Marshall Mathers」の承認スタンプが押されて、初めて売り出されます。
一流のミュージシャンや俳優は、
彼らのアーティストとしての才能だけでなく、
そのライフスタイルも世間の注目の的です。
ファッションという形で彼らのスタイルを取り入れられるとあって、
ファンを惹きつけるのでしょう。
メーカーは「モノ」の良さをPRするだけでなく、
それを使った体験の素晴らしさをアーティストを通して伝えます。
これが「体験型マーケティング」の実践ですし、
「モノ」があふれたこれからの時代、
この手法はますます有効になっていくでしょう。
※昨年のU2の「Vertigo
」は、すごくいい曲でしたね。