北欧旅行記(コペンハーゲン後編) | ピナ・コラーダ飲みたい。。

北欧旅行記(コペンハーゲン後編)

街へ出るとヘルシンキと同じくもうストアクローズの時間。コペンは18時からだんだんお店が閉まり始め、19時には主要なデパートも閉まっちゃうので夜は早めです。


ストロイエという、一番デパートやお店が集中した通りが2キロほど続いているのですが、ここを往復して下見をしました。ディナーはちょっとした広場にテーブルの並んだイタリアンレストラン。


観光客相手とは思いきや、ホテルから近いし、ロウソクの火やアコーディオン&ギター&ボーカル生演奏もあってまあまあいい雰囲気でした。正直、これ以上歩きたくなかったからなんだけど、中世っぽいレンガの建物に囲まれた街の雰囲気がいやでもロマンチックな演出。


コペンは一番町並みは可愛らしいかも。カラフルなレンガ造りの建物が、狭い石畳の両側に建っていてなんだかワクワクした気分になれます。秘密の路地っぽいところがそこかしこに。


次の日丸一日がコペンでの自由時間。本当は郊外のルイジアナ美術館に行きたかったけれど、ここまでの旅行で満足行くショッピングができていないダーのために、ストロイエ近辺での散策&ショッピングというスケジュールに変更。


(※しかしダーは結局手袋位しか買えずじまい。。コペン(というか北欧)ってあんまりめぼしいブランドなんかのお店はないのです!靴とかばんを探していたダーにとっては思い切り不完全燃焼…おまけにサイズがでかい。。)


まずぶらぶら歩きながら、少し離れた工芸博物館へ。


工芸美術館玄関


ここがすごくよかった!18世紀の王立病院だった建物(このあたりは王宮もあるくらいなので。。。)を利用していて、ロココ調の建築に、置いている家具はいわゆるデンマークデザインのもの…エントランスにはポールヘニングセンのアーティーチョークがお出迎え。すごい、しっくりなじんでる!

デンマークを中心にいろんな国の工芸品が展示してあります。なぜか日本のものまで…(キティとかのパッケージあったし(><))


面白いのは20世紀のデンマークデザインのセクションかな。ヤコブセンルーム、パントンルーム…ポールケアホルムの椅子やらもちろんポールヘニングセンの照明まで興奮の品揃え(っていうのか…)。


出口付近にはデンマークのステンドグラスなどの作家、ピーター・ブランデスの特別展示をやっていて、なぜかダーはこれがお気に召し、ミュージアムショップで作品集まで買っていました。


建物は回廊式になっていて、中庭のグリーンがどこからでも眺められます。時が止まったような一瞬ここがどこか分からなくなるような不思議な気持ちになりました。だけどとても居心地いいというか…うまくいえないけど。私が大好きなパリのロダン美術館とちょっと似ている感じ。こじんまり具合も。


工芸美術館カフェ


こんな素敵なカフェがあるんです。カウンターにさりげなたくさんく並べられていたのは、ホルムガードのキャンドルホルダー、ロータス。


工芸博物館中庭


ちょっと中庭で休憩。のんびり買った作品集を眺めるのもまたよし。地元民にも人気のスポットのよう。


この後、意外と小さめの王宮を見ながら、ニューハウンという運河のエリアへ。


コペン衛兵


衛兵交代式していました。ブルーカラーの制服が北欧らしい。


ニューハウン


ニューハウンはこれまたひときわ可愛らしい街並み。ずらっとオープンカフェになっています。ここをアイスクリーム(アイスクリーム関係は、どこもめちゃくちゃ美味しかった)を食べながら歩きました。


この後、主にショッピングタイム。イルムスの親玉(というか本家本元)のイルムス・ボーリフスという家庭用品のデパートに大興奮!4階建て(だったかな…)に内容大充実でした。日本にもできないかなーー。ここでは念願の玄関ドアマットなどをゲット。すぐ隣にはロイヤルコペンハーゲンの本店(あいにく改装中)、ジョージジェンセン本店などがあります。


最後の夜はホテルのお姉さんおすすめのお店がたまたまいっぱいで、飛び込みで入ったフレンチ(とにかく野菜中心の軽めのフレンチ…イタリアンかな)でしっかりお食事。インテリアのお洒落さもさることながら、スタッフの女性が茶目っ気たっぷりでサービスが素晴らしく、最後に「今日が最後の夜なの…実はハネムーンで」みたいな話すると「ええー、先に言ってよ。スペシャルなサービスできたのに…今度また絶対来てね!」と言ってくれました。


出発の朝起きると、なんと雨。でもずっとお天気でいてくれたので感謝。お昼のフライトでヘルシンキ経由、関空まで帰ってきました。疲れ果てていたのと荷物の重さでぜんぜん写真とれなかったけど、コペンのカストロップ空港も、ヘルシンキのヴァンター空港もあちこちにイームズやヤコブセン、エーロ・アールニオやナナ・ディッチェルの椅子だの、アアルトの照明だのある、おしゃれな空港で素晴らしかったです。


欲張りすぎてちょっとハードスケジュールでしたが、今こうして振り返ると本当に楽しかった。つれて帰ってきた品々を見るたび、きっと思い出すのでしょうね…忘れられない旅行になりました!(ゲットしたものたちはまた後日…)