今回は、にせものの空腹感の弱め方などについてです。
本物の空腹感とは、「栄養が不足しているよ」と体が送ってくる信号でしたね。
これは本能的な働きによるもので、あまり我慢せずに、従ったほうがよいものです。
一方、にせものの空腹感は、イライラや悔しさなど心理的な不快感によるもの、睡眠不足や体のコリから来る身体的な不快感によるもの、騒音、食べ物の味やにおいの刺激など五感への刺激によるものなどが原因となっています。
これらのにせものの空腹感は、どれだけたくさん食べても、満足してはくれません。
もともと栄養不足でおなかがすいているわけではないからです。
むしろ、自己嫌悪が強まることで、にせものの空腹感はさらに強まってしまう恐れが高いのです。
こんな恐ろしいにせものの空腹感とまともに戦ったら、大変なことになってしまいます。
大切なことは、そういう性質のものだと理解したうえで、うまくかわすということです。
それでは、具体的な対処方法です。
理想から言えば、なるべくストレスをためないことです。
イライラや不愉快を感じる機会を減らせるならば減らしていきましょう。
まあ、理想論です。
それができれば苦労しないという話です。
次に、睡眠不足は、とにかく睡眠を大切にしてください。睡眠は思いのほか影響の大きなものなので、少しずつでもいいので、眠る時間を増やすようにしていってください。
寝不足が体のコリやだるさにつながり、結果的に気持ちも落ち込んでいってしまいます。そういう悪循環をたつようにしなければいけません。
体のコリは、ストレッチやエクササイズなどによって軽減して下さい。
食べ物の味やにおいで食欲が刺激されてしまう、騒音などによっても食欲が刺激されてしまうということは、知っておいてください。
知っているだけで大きく違ってくるはずです。
たいしておなかがすいていないと思っていても、食べ始めると、空腹感がけっこう強くなっているということに気づかされることが多いと思います。これは、食べ物の味やにおいの刺激で、にせものの空腹感が強まっている可能性が高いので、注意してください。
イライラや悔しさなど、心理的な不快感によって生じるにせものの空腹感への対処方法は、もう少し詳しく述べておきたいと思います。
いわゆるヤケ食いというものについてです。
これは、快を与えてくれる行為である食べるということによって、不快な状態から必死に逃れようとしているのです。
食べているときだけは、不快な苦しさから逃れられ、楽で幸せな状態になれるのです。
本当に求めているのは、食べ物ではなく幸せな状態(苦痛のない状態)なのですね。
ヤケ食いは、しないですむならそれに越したことはありませんが、どうせヤケ食いするならば、心を晴らしてくれるヤケ食いをしてください。
菓子パンや、スナック菓子、ハンバーガーなどを大量に食べても、カロリーは高いわりには、それほど強い幸福感は得られないと思います。
幸せを求めているのですから、砂糖をうまく摂取するのが、一番現実的で簡単な方法だと考えています。非常に低いカロリーで圧倒的な幸せが得られるからです。
例えば具体的におすすめなのは、アポロチョコ、練乳などです。
同じ甘いものでも、満足度や幸福感がまったく違うのです。
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これらは、極めて少量でも本当に幸せな状態に導いてくれます。
心理的な不快感から逃れたいならば、幸せを与えてくれる甘いものを少量食べればよいのです。
それ以外のものをたくさん食べても、大して幸せになれないどころか、自己嫌悪でさらに苦しくなっていくだけです。
食べることが必要とされているのではなく、不快な苦しい状態から逃れて、幸せな状態になることが必要とされているのです。
このことを決して忘れないでください。
それから、感情をなるべくしっかりと感じてあげるようにするということも大切です。
例えば、また食べ過ぎてしまって悔しいという思い、本当はもっときれいになれるのに、こんな体型の今の自分がふがいないという思い、そういう思いを受け入れて、しっかりとその感情を感じるようにしてください。
感情というものは、情報を伝えるのが役目のメッセンジャーのようなものなのです。
だから、ちゃんと大切な情報を伝えられたと感じたら、役目は終わったとなって、感情もだんだん弱くなっていってくれるのです。
感情をしっかりと受け止めずに無視していると、意識下に沈んでいって、よくわからない不快感としてたまっていってしまいます。
感情はしっかりと感じると、だんだん弱くなっていってくれるし、こういう原因なんだと自覚できるので、対処が十分可能になります。
まとめ
・にせものの空腹感は、たくさん食べても満たされない。
・にせものの空腹感とは、できるだけ戦わないようにして、うまくかわすようにする。
・心理的なストレスをなるべく減らすようにする。
・睡眠をできるだけしっかりととる。
・体のコリは、ストレッチやエクササイズで軽減する。
・食べ物の味やにおいの刺激、騒音の刺激など、五感への刺激によって、にせものの空腹感が刺激されるということを知っておく。
・イライラや悔しさなど心理的な不快感によるにせものの空腹感は、甘いものを食べることによって、幸せな感覚を味わって、不快な感情を弱めるというのが一番簡単な方法である。
・感情は受け止めて、しっかりと感じるようにする。
また、長くなってしまいました。
携帯で読まれている人も多いでしょうし、もうちょっと短い方がいいですよね?
「にせものの空腹感はこういうものとは言えないです。」
という理由がわかってもらえたかと思います。
要するに、不快感という点で共通しているだけで、本当にいろいろなものがあるのです。
でも、だいたいどういうものがあるのかを知っていると、かなりわかるようになると思います。
次は、本物の空腹感とはどういうイメージのものなのかを説明したいと思います。
本物の空腹感は、本能的なもので、体からの信号なのですが、どういうものなのか具体的にイメージできるかできないかというのは大きな差になります。
どういうイメージのものなのかがわかっていると、きっとうまくつきあえるようになると思います。