バンガロールから荷物を出し、主人は1週間ほど、
私は2週間ほど日本に滞在しました。
その間に、およそ1週間かけて
荷物はデリーにトラックに揺られて運ばれました。
主人がデリー入りし、まず新居に足を運んで扉を開けると、
我が新居となる部屋は一面が真っ白の砂だらけ。
彼曰く、
ここはバンカー?
ありとあらゆるところから砂が入り込み、
ありとあらゆる場所に積もっていたのです。
デリーの建築物は隙間が多いんです。
我が家も例外でなく。
本来、こげ茶のフローリングが真っ白。
本来、つやが見えるはずの大理石床が、ありえないほどマットなつや消し。
↑これは20回拭いた後の床。本来は焦げ茶色である。
↑こんな僅かな隙間も立派な砂の出入り口。
主人はすぐさま掃除道具を買いに行き、砂除去を試みてくれたようですが、
頑固な砂たちは、拭いても拭いてもぬぐえない。
というか、拭いたそばからどこからか砂が入ってくるという仕組みなので、
埒があかないのです。
初見のときよりもマシにして、荷物の搬入を行いました。
荷物の搬入、、、そう、玄関がすでに開けっ放しの作業です。
またも、砂だらけ。。。
その1週間後に私がデリー入りすることになっており、
その前に主人はダンボールの開梱作業を9割ほど終えておいて
くれてました。
さて、私がデリー入りし、新居に入ると、、、愕然。。。
主人が開梱作業を頑張ってくれていたのは大変嬉しく、
ココロにしみましたが、部屋に取り巻く砂の膜。
平地、と、思われる箇所にはすべて砂が積もっていました。
椅子しにろ、テーブルにしろ、全てがザラツク。
↑綺麗に拭いても、1日経つとこの様子。
砂で商品名すら見えない。
開梱作業、整理整頓、その8割の場所を決め、
荷物を入れ込むという作業。
さぞかし大変で、砂が拭けなかったのね?と主人に聞くと、
ちゃんと拭いていたらしい。でも、ちょっと時間が経つと
すぐに砂が入り込んできてしまうということらしい。
さて、その翌日、気合を入れて掃き掃除、モップがけ、拭き掃除、
やりました。何度も何度も。
そうですね、1部屋に付きモップがけは20回はしましたね。
で、でも、、、時間が経つと砂が白く吹きダマルんです。
玄関扉の凹凸にも、窓際にも、なにもかもが
拭いても拭いてもザラッザラ!!!!!!!
モップがけで筋肉痛にもなりました。
雑巾がけで手の皮が薄っぺらくなりました。
もちろん、爪は3枚に割れました。
あーーー!嫌だ!
こんな砂地獄!!!!!
スッゴイ嫌だーーーーー!!!!!
さて、こんな日々を1週間過ごした後、
私はバンガロール日本人会のコーラス部の合宿参加のため、
バンガロールに行くことになっていました。
そこで主人がつい漏らした言葉。
え~、そんなに早くにバンガロールに行っちゃうの?
また砂だらけになっちゃうじゃんよ。
?...?????
!!!ッ!!!!!!!!!
わぁたぁしぃはぁー
砂拭きババァではぁー
なーーーーーーーーーい!!!!!
バンガロールに、もっと早くに行きたくなったのは言うまでもない。
さて、この砂嵐、5月中旬から下旬にかけて
毎年あるそう。
それはラジャスターン地方の砂漠の砂が飛んでくるという現象。
日本で言えば黄砂の現象と同じものの強烈バージョン。
来年の砂嵐に備え、今から対策を練らなければ。
なにぶん、この家は新築で、誰の工夫もなされていない状態。
私がやらずに誰がやる。
こういう情報、地球の歩き方にも載せて欲しいもんです。
<今日の一句>
昔見た モノクロ映画の 砂の女
主演は私 あまりにリアル
by 早くデリーでメイドが欲しいマダム。