6月19日、バンガロールからデリーに戻った私に

20日から来る予定のメイドから連絡がありました。

 

「胃が痛いので…、明日から行かれません。」

 

「そう、、で、いつから来れるの?」

 

「いつ治るのか、、わかりませんから...。」

 

・・・そりゃ、そうでしょうけど。

 

そうです。なんと、試用期間5,000ルピー、

期間終了後スキル相当の金額支給を約束していた

あのぶっきらぼうなメイドは、ていよく一日も働くことなく私から

離れていったのです。

まぁ、まだ何も彼女に支払う義務もなく、ことが進んでいない状態だったので、

よいっちゃ良いのですが、、さてぇ、、メイドがいないと、

この埃まみれから開放されるのは、いったいいつのことになるやら。

5,000だってかなり高額なはずなのに、

彼女にとっては大変不服だったようです。

 

さて、1週間後、

その事実を知った紹介の大元のメイドさんは責任を感じたのか

今度は自分の娘をメイドとして紹介してきました。

早速面接して、金額交渉になりました。

その時、まだデリーのメイドの相場を何も知らなかった私は

英語は少々、本当に少々できる、メイドとしてはまだビギナーという彼女に

6500が最高ならばと、交通費込みで4,500ルピーで試用期間を

持つことを約束しました。

 

しかし、後で知ったのですが、「ビギナー」に対して、この金額は

どうやら高かったようです。その情報元は、

なんと、デリー日本人会の発行する「ニューデリーの生活」という

最強に便利な本を友人から貸してもらえたからです。

本来、日本人会に入会すれば、即もらえるというこの本ですが、

我が家はウェブで申し込んでしまったので、手渡しをしてもらうことが

当然できず、手元にはいつまで待っても届きませんでした。

今から思えば、そりゃそうかもしれません。

ウェブで登録するくらいなんだから、ホームページを

隅から隅まで見てると思いますもんね。

ちなみに、デリー日本人会には、

デリー生活で最強のホームページ が存在します。

私は引越しの事実を受け入れたくなくて、前勉強を怠っていました。

こんなに便利なホームページがあることを知っていたにも

関わらず、敢えて見てなかったのです。

もちろん、後悔の嵐でした。

 

さて、この本を読み進むうちに出てきたページには、

雇用条件、その他という集計データがありました。

あぁ、このページ(46頁家事補助者について)を

もっと早くに見ておきたかった。

7頁にわたり項目別に記載されており、

アドバイスに至っては契約についてや解雇理由などの

知りたい情報満載でした。

 

す!素晴らしすぎるよーー(^▽^)

 

私も駐在員としての準備その他を自分の経験から

後者に伝えたくてこのブログを立ち上げましたが、

そのスタンスが全く持って同じであり、

また、歴史ある先人の努力に天晴れな本であり、ホームページです。

後に進む皆様、この本やホームページは、

お役立ちですよーーー!

 

話は戻りますが、この1番目のようで2番目のメイドちゃん、

要領がかなり悪いものの、とっても頑張っています。

今のところ、誤魔化すのが不得意なキャラだとわかり、

何かしでかされても、聞くとちゃんと白状します。

まぁ、、お気に入りのTシャツのプリントを溶かして駄目にしちゃったり、

普通には外れないものが外れていたり。

またそれをすぐに発見しちゃう自分にも腹が立つのですが。

何もなかったかのようにシラを切られるより

よっぽどマシです。

 

そして、仕事の要領はさておき、一番助かったのが、

この新築物件という意味で、多すぎる欠陥部分の修復で

工事人のヒンディー語から英語への通訳を、

できる範囲で頑張ってくれたこと。

いつも昨日を明日と言ってしまうニューメイドちゃんですが、

その頑張りは、ちゃんと認めてあげなくちゃ。

 

笑顔も可愛いしね。

 

と言うわけで、たくさんのデリーにお住まいの皆様から

「高い」と言われたメイドには、ラッキーなことに逃げられ、

今は、妥当?というか、スキルから言えばかなり高額かもしれませんが

正直者なメイドちゃんをゲットできました。

みなさんのアドバイスに、本当に感謝感激です♪

特に、コメントで速攻教えてくれた皆様、

ありがとうございました!!!!!!

これは、私だけでなく、

これを読んでくれているニューデリーにこれからくるメンバーや、

私と同じような時期に赴任した友人からも言われた言葉です♪(*^▽^*)

 

本当にご心配お掛けしましたーーーーー(^^;)

そして、ありがとうございました♪

これからも本当に宜しくお願いいたします♪

 

これからの私の課題ですが、

新メイドちゃんに、主婦暦10年の私が伝授せねばならない

ハウスキーパー的時間の活用法をいかに教え込むか。

また、アイロンの綺麗なかけ方やキッチンや水廻りを綺麗に見えるコツを

如何に教え込むか。

彼女は、口語的英語というより、単語を羅列しまくりの英語です。

その単語も、発音微妙、意味微妙。

悲しいことに、ぶっちゃけ、私みたいなもんかな。

そんな二人が、コミュニケーションを取る為に私がしなければ

ならないこと、やっぱり、ヒンディー語のお勉強かしら。

 

とにかく、キャラはオッケー、時間は割りと正確なメイドちゃんに

出会えただけでもラッキーと思い、がんばるぞい。


 


<今日の一句>

 

誰かしら 助けてくれる 人がいる

        その幸せに  感謝する日々

            

              by 日々の流れよ、ゆっくりになれ。と唱うマダム。