前駆陣痛かと思われたお腹の痛みが始まった37w6d。
一時は便秘のせいもあるかも、、と思い様子を見ていましたが、
結局午後になり痛みが頻回になってきて、
この感覚は一人目の時の陣痛の始まりに似ている…と認識し、
覚悟を決めて病院に電話しました。

とりあえず一度診てみるので入院の準備をしてきてください、と言われて
ちょうど長男の保育園のお迎えに行っていた夫に連絡し、
三人で病院に向かいました。

このまま産むことになれば、本来なら夫は面会できるはずですが、
長男を見ていてくれる人がいないため夫も面会できないことになてしまう。。
(面会可はパートナーのみ)

でも置いていくわけにもいかず、とりあえず三人で病院に向かう。
予定帝王切開の日だったら、母が来てくれる予定だったが、
急遽になったため都合つかず。。。

いつ産むのか、面会はできるのか分からないまま、とりあえず三人で病院へ。

周産期センターの自動ドアの外側に待合の椅子が一つだけあり、
そこで夫と長男には待ってもらい、私だけ中へ。

内診とお腹のエコーとNSTをして、お産の進み具合を判断するとのこと。
子宮口は3cmで、前回の健診時より進んでいる。
NSTの最中に一度ものすごくお腹が張って強い痛みがあり、
これはもう待っていたらお産が始まっちゃうね、と
今から緊急帝王切開しましょう!となりましたニヒヒ

外で待っている夫にもそのことが告げられ、私は即効着替えをして車椅子で運ばれて行く道すがら、
外で待っていた長男と一週間の別れを惜しみました。笑

最初は見たことない手術着に着替え車椅子に乗せられているママを見て理解できていなかったようですが、
私が手術室に向かう自動ドアの外に姿を消した後、
「えーーーーんえーん!!」という泣き声が聞こえてきて、胸が締めつけられました。


手術室に到着してからは、立ち会う先生の多さにびっくり。
執刀医、助産師、看護師、麻酔医、小児科医(嚢胞の診察のため)、その他どんな肩書きなのか分からない人もちらほら。
さすが大学病院という感じでした。

予定通りならいつも健診で診てくれる先生が担当する予定でしたが、
緊急帝王切開となったため、執刀するのは初めましての先生滝汗

まずは麻酔医の紹介と麻酔への同意書にサインしたのですが、
麻酔医が何というか、話し方と髪型(髪色)がちょっと個性的な女の先生で軽く衝撃を受けました。笑

でも始まれば頼もしく、麻酔の説明をしてくれて、
背中から麻酔を打つときも一つ一つ今何をしているかを説明しながら進めてくれて、
冷たい物で触れて、麻酔が効いている箇所は冷たさを感じない(触られてる感覚のみ)
麻酔が効いていない胸や肩の方に来ると冷たい、という確認を一緒にして、
あ、ちゃんと仕事をしてくれる人だ…と思いました。笑

麻酔を打つ時の痛みは少し痛くて、
今回の出産で始まりつつあった陣痛の次に痛いくらい。
軽く「いててて…」と声を出してしまうくらいでした。
一人目の緊急帝王切開の時は、この麻酔の痛みの記憶がないんだけど、なぜだろう?
その前の陣痛が痛すぎて、相対的に痛みを感じなかっただけなのか。。
思ったよりこの麻酔が痛かったです。

でもすぐに麻酔が効いてきて痛い感覚はなくなり、
手術が始まってもお腹の方で何か力が加わってるな、押されてるな、と感じることはあっても痛みはありませんでした。

手術自体は上の子の時より長く感じました。
お腹を切って赤ちゃんが出てくるまでの間も思ったより長く、途中で不安になりました。
一人目の時は準備(麻酔等)に25分、始まったら5分で赤ちゃん出ます、と言われ実際そうだった記憶。

今何やってるんだろう?
赤ちゃん無事じゃないのかな?
と不安になる中、助産師さんが横についてくれて、
上の子のお産の時の話や
名前はもう決めてるんですか?とか、
母乳とミルクはどっち派ですか?とか、
気を紛らわせる会話をしてくれた。

実際気が紛れたし、これから出てくる赤ちゃんのことを前向きに考えることで、
気分が落ち着きました。

そうしている間にお腹の中から大きなモノが取り出される感覚があり、
程なく産声が聞こえて安心で自然に涙が出てきました。

※無事NICUを出て病室に来てから後日撮った写真です

しばらく長男との赤ちゃんごっこの中で「オギャーオギャー」と泣き真似をしていましたが、
そういう人間の声よりもっと動物的な泣き声でした照れ

赤ちゃんの処置のため助産師さんが横を離れていましたが、
しばらくして赤ちゃんと一緒に横に戻ってきて
手術台の私の胸元というか横に赤ちゃんを置いてくれて
ファースト抱っこ?して私のスマホで記念撮影してくれて、
立ち会えないからパパに送ってください、と笑い泣き

そんなことしてくれると思っていなかったので、びっくり爆笑
長男と最後の面会が出来たことでも思いましたが、
コロナで面会・立会中止を全面に押し出している中で、
可能な限り患者の希望を取り入れ、一人で出産する不安を取り除くべく、きめ細かい気遣いをしてくれている人たちが医療現場にいることに胸が熱くなりましたえーん

赤ちゃんの嚢胞を確認するため立ち会った小児科医の先生からも、
「おめでとうございます」という言葉と
外見から分かるようなここではなく呼吸もしっかりしていてとても元気だということ、
念のためNICUで検査することが告げられました。
(これに関しては健診時に事前に伝えられていました)

赤ちゃんとの対面、記念撮影を無事終え、
私の処置の間、赤ちゃんは先に上に上がりNICUに入るとのこと!

開いたお腹を閉じる過程も前回よりとても長く感じ…
男の先生が二人で話ながら淡々と作業しているのを、
ぼーっとした頭で聞いていました。

手術は全部で1時間くらいで終わったようで、
無事問題なく終えたことが告げられました。
旦那さんにも産まれたことが電話で連絡が入るということ。

手術室で手術台から病室のベッドに載せ替えられて、
そのままエレベーターで運ばれていく間は、
下半身は自分の意思で動かせない、上半身のみ動く感じでした。

そのまま病室に入り、
やっと安心して眠れるという安堵でいっぱいで
どっと疲れも出て、とりあえず寝ようと思いました。

病室は快適で、暑くもなく寒くもなく、
一人目の時のような寒気や長時間の陣痛、呼吸法を繰り返した末だったための喉の痛みもなく、ぬくぬく過ごせましたが、
定期的に看護師さんが体調の確認をしに来るので、
それに産後ハイなのか、なかなか眠れませんでした。

明け方くらいから眠くなり朝まで数時間爆睡。
そんな出産当日でした。

続きの入院期間については、余裕があったら書きます。