久しぶりにのんびり新聞を読み、テレビの報道番組を見た。


中国の地震で影が薄くなっていたけれど、

ミャンマーのサイクロン災害についての軍事政権の対応はあんまりだ。

人道支援や、支援物資を拒否し、かといって自国でも何もせず、なんとか入ってきた国際援助物資は横流しして市場で売り、被災し家族も家も失った人民を前に、首相が「生き残っただけでありがたく思え。死んだ人は死ぬ運命だったんだ。」と話しかけていた。

なんて汚い魂を持っている人なんだろう。

ちょっと殺意が芽生えるような光景だった。

傷口に塩。

そんなことが平気でできる人間がトップなんだ。


続いてフィリピンの政治的な暗殺についての報道。

軍や政府に何かを陳情しようとしたり、人々の意見を伝えようとしたりするとどんどん暗殺されてしまうらしい。

マルコス政権が終わったからといって、独裁は全然終了しないんだね。

アロヨ大統領も結局独裁者だったんだ。


中国の地震は自然災害だからしょうがないんだと思っていたら、学校が倒壊して多くの子どもが亡くなったのは、役人と業者の癒着で手抜き工事のせいだったのだというし・・・・


人間は、何をやってるんだろうね。

権力や武器を持ってしまうと、命の価値がわからなくなるのかなあ。


なんだか力抜けちゃうな。

私ががっかりしようがウンザリしようが、状況はちっとも変わらないわけだから、私がブルーになることには何の建設的な意味もないわけで。。。

でもだからといって、少しの憤りも感じないでいることもできんな。


そういう自分さえよければ人の痛みも苦しみも命もどーでもいいと思うようになってしまった人たちにもう一度、思いやりや、命の平等さを思い起こしてもらうためには何が必要なんだろうね。

処方箋としては「感謝」とか「感動」とかだろうけど、それは募金して食料やワクチンを提供するほど簡単に提供することはできないのさ。


せめて、自分が知らないうちにそんな人間になっていかないように、気持ちを引き締めて、できるだけ正しく生きていこうと思うくらいにしておこ。

私には行動力ってものが絶対的に欠けているので、ちょこっと募金とかちょこっと手助けくらいが限界なんだけど、静かに心に留めときます。