インターネットユーザー協会が「インターネットユーザーからの10の質問」というのを公開しています。
http://miau.jp/1248134400.phtml
衆院選に出馬する候補者が対象ということなので、ここでは個人的な回答は公表しません。
が、設問について想いを巡らすと、自分なりの回答の方向性がはっきりと見えてきます。
それは、「おおよそ規制と名のつくものは、なければないほうがいい」という考え方です。
たとえば5番目の質問は、インターネットでの医薬品販売の是非を問うものです。
そんなもの、原則自由で良いに決まってると想います。
製造者、販売者がその医薬品の作用や副作用、危険性について十分に説明することを条件に、あとはどんな医薬品を使おうが使うまいが、利用者が自己責任で決めればよいことです。
もちろん、ネット通販の医薬品には外国製のニセモノがかなり紛れ込んでいることなど、対処しなければいけない問題があるのは確かですが、それはことの本質ではありません。
国家の役割は、製造者、販売者と利用者の商取引が公正に行われるように監視することです。
自由にモノを売る権利、自由にモノを買う権利に、過度に介入すべきではありません。
それは、大きなお世話であると同時に、国民を甘やかすことでもあります。
規制がないということは、利用者が責任を負う、厳しいシステムです。
厳しいシステムの下でこそ、利用者の厳しい目が養われ、強固な消費社会が形成されます。
国家が規制を強めること、それは愚民化政策に他ならないのです。