ついったーで何気なくつぶやいたことに、たくさんの反響をいただいています。
地方議員の報酬についてのつぶやきです。
「地方議員の報酬は高すぎる」とか、あるいは「地方議員は報酬ほどの仕事をしていない」と言われることが多々あります。
そのことの是非は、とりあえず横に置きます。
問題は、適正な議員報酬の一例に、福島県矢祭町の制度が引き合いに出されることです。
矢祭町では、議員報酬は月給や年俸ではなく、議会に出席するごとに3万円と定められています。
議会の開催日数は年間30日弱だそうなので、議員1人あたりの報酬は年間総額80万円ほどになります。
一方、町議会の議員は10人、人口は約6700人なので、議員1人当たり約670人を代表しています。
町民670人を代表する仕事の報酬が80万円ということは、町民1人あたり約1200円を負担していることになります。
同様に、横浜市会議員は、市民1人あたり約400円の負担で代弁者の仕事を負っている計算になります。
単純計算では、矢祭の町議会議員は横浜市会議員の3倍もの住民の負担で支えられていることがわかります。
もちろん、こんな計算で計れるほど、議員の仕事というのは単純なものではないでしょう。
ただ、日当3万円だから安い、というのも、物事を一面からしか見ない捉え方だと想います。
・ ・ ・ そういう話をすると、必ず反論を食らいます。
「横浜の市会議員なんて、なんにも仕事してないじゃん」