今回もまた、たくさん採れた果物を、何とかお仕事にしようと持ち込みました。
今日は、自宅の庭になる、すももです。今年は豊作でした。
同じように分けてもつまらないので、今回はソーティングです。仲間分けをします。
熟れ加減がいろいろあり、完熟のやわらかいもの(色は深紅)と、そろそろ食べ頃のプリッとしたもの(オレンジ~赤)と、かたい未熟のもの(黄緑~黄)の3種に分けます。
以前も書いたことがありますが、モンテッソーリの教具には、ソーティングのお仕事は少ないのです。
きちんと規格どおり作られているので、当然と言えば当然ですが、反面、日常生活は、あいまいさを含むものばかりなので、ソーティングのお仕事がとても多彩に展開できます。
もうちょっと揉めるかな、と思い、見ていましたが、すんなりと終了。
(いつもちょっと、揉めるのを期待していたりして。どんな話し合いになるかと。)
お待ちかねの試食タイム。
まず、匂いを嗅いでみようね、とみんなでクンクンしてみましたが、どれもあまりしません。
こんなに香りのない果物もあるんだね、ということが分かればよし。
では、味見。
真っ赤な実と、オレンジの実を食べ比べてみます。
黄色はやめておきましょう。(青梅みたいに毒があったら嫌だからね)(調べず適当に言ってますが)
食べてみて、みんな、かなりがっかりだったかな。
敏感な子どもの口には、酸っぱ~い。
皮のすぐ下は、歯が浮くような渋さもあります。
苦手な子もいたようだったけど、分けあって、好きなだけ持って帰ってもらいました。
今回も、みなさんご協力ありがとう。
一応、すももの名誉のために。
果樹農家さんが作った、売ってるすももは、きっともっと甘くていい香りがすると思います。
うちのは、野趣あふれる、昔ながらの品種なんでしょう。
おまけ。
前日に、採ってきて洗う時、水に入れたら、実のまわりに空気の膜ができて、キラキラと光ってきれいでした。
果皮が水をはじいているようです。
みんなにも見せたかったので、数個だけ洗わずに持ってきたのですが、分かったかな。
何十個の実が光った時の感動は、ちょっと伝わらなかったけど。