私の住んでいる所はとてもお年寄りが多い地域です。
この頃目立つのは空き家や一人暮らしのお年寄り。
2対8くらいの割合で女性の一人暮らしが圧倒的です。
その中で80代の男性Aさん。
2年前に奥様をくも膜下出血で突然亡くされ、ある日突然一人暮らしになってしまいました。
最初は奥様を亡くされた悲しみでいっぱいだったAさん。
2年経ち、最近では朝早く起き（というか、目が覚めてしまうそうですが）
まず、最初にすることは「運動」だそうです。
軽い動きから、腹筋までするそうです。
今まで大好きだったお酒は辞めて、お正月だけにしたそうです。
なぜなら、酔っ払って火事でも出したら迷惑をかけるという理由だからです。
息子さんたちも車で30分ほどの距離には住んでいるのですが、何かと呼びつけるようなことはしないそうです。
自分は死ぬまで健康でいなくてはいけないとおっしゃってました。
その為には、体を大事にしなくてはと、奥様が亡くなってから初めて考えたそうです。
自分がもちろん先に逝くという前提でしたから。
私はそこまで考えているAさん。いや、大抵の独居老人の方はそんな不安を毎日抱えながら生きているんだなと
。
私は今の所元気だけど、その年になって初めてAさんの気持ちがわかるんではないかな。
大地震がきて、津波が来るのは自分の生きているうちには来てほしくないなとお年寄りはみなさん言います。
そうですよね。昔の話を聞くと今の若い人たちはなんて幸せな時代を生きてきているんだろう。
90歳のBさん。
シベリアに抑留されていたそうです。
そんな歴史上みたいな話を間近で聞けるんです。
あと何年生きられるかなんて考えた事もないけど、今健康でいられるというのが一番の幸せなんだなと感じた今日でした。
私は来週病院へ行きます。検査後、担当医の先生に何て言われるのかな？
今からドキドキです。



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