歯磨剤 | 春風あかねのブログ

春風あかねのブログ

歯科衛生士とケアマネージャーの資格を持っています。くも膜下出血からの生還。最近では自己愛性パーソナリティー障害の人との関わりを絶とうと決心。

昨日の研修会で歯磨剤(歯磨き粉)についての講義がありました。
一般の方に「どうして歯を磨くとき歯磨き粉を使うんですか?」
と質問すると大体の方が
なんとなく
子どもの時から使っているから
スースーして気持ちが良いから
磨いた気になるから
歯が白くなるから
といった回答になるということです。
歯磨剤の一番の目的はズバリ「予防」
歯肉炎・歯周病・むし歯の予防
赤ちゃんや生えたて永久歯の歯を強くする
その為に歯磨剤に入っている成分に気を付けなければなりません。
子どもの歯にはフッ素配合
フッ素といっても種類があります(モノフルオロリン酸ナトリウム・フッ化
ナトリウム・フッ化第一スズ)
このうちフッ化ナトリウムは歯科医院での専売だそうです。
モノフルオロリン酸ナトリウムより即効性があるとされています。
歯科医院で取り扱っている歯磨剤にはフッ素の含有量が多いです。
歯周病予防でも知覚過敏でもその人にあった歯磨剤があります。
あと大体の歯磨剤には研磨剤が含まれています。
研磨剤は文字通り歯の表面を削り取ってしまいます。
いっぱいつけて力いっぱいゴシゴシではいけないですよね。
歯科専売では研磨剤の含まれていない製品あるんです。
特に夜寝る前のデンタルリンスなども併用すると効果があるということです。
介護現場でも口腔乾燥症やマヒなどで唾液が出ないなど、洗口剤の他に
マウスジェルのような保湿の機能がある口腔ケア製品もあります。
参考までにウエルテック(株)の製品情報です
私は今までブラッシング指導ばかり注目してきましたが
これからは一人一人に合った歯磨剤やデンタルリンス(洗口剤)
もチョイスできる衛生士になりたいと思いました。
衛生士になって29年にもなるのにまだまだ勉強しなければいけません。
やっぱり歯科衛生士会に入りどんどん勉強会に参加してみようか。
所属する県に入会すれば、日本歯科衛生士会にも入るので
東京での勉強会にも参加できるし。
時間がほしい~走る