私は昨年秋に約3000gの女の子を出産しました。

立会い出産を希望していましたが叶いませんでした。
直前まで助産師さんに「立会いだよね?」と確認されていたのに、夫は最初から最後まで中にいれてもらえなかったのです。

そして、生まれた直後最初に産婦人科医に言われたのは「あんたががんばれんかったから立会いさせんかった。」でした。

がんばれなかったというのは、最後吸引分娩になったかららしいです。
何の予告もなしに突然吸引されました。後で母子手帳を見て吸引されたことを知りました)

子供は重い障害と病気を持って生まれてきたので、すぐに総合病院に搬送されてしまい、「私ががんばれなかったからだ」と自分を責め続けています。
実際は娘の障害と病気は先天性のものだったので、分娩時の異常のせいではありません。

分娩所要時間は9時間と雑誌などに書いてある平均より短く、自分でも陣痛も5分間隔になってから2時間弱で出産と短くて思ったより楽だったと思うし、分娩台に上がってからも1時間弱で生まれました。

何よりも、私はあの出産の痛みに耐えて精一杯がんばったつもりです。
だけど、健康に産んであげられなかった娘に申し訳なくて、もっとがんばれたのかなぁと罪悪感でいっぱいになってしまいます。

でも、友達の話などを聞くと吸引分娩になった人はけっこうたくさんいるし、そんなに責められることなのかなぁと思いはじめました。

その産婦人科医には、その後娘の障害の事で差別的な事を言われたりして不信感を抱くようになった事もあって、だんだん腹が立ってきました。

がんばって必死で出産した母親に「がんばれなかった」なんて言う言葉じゃないですよね?

重い病気の娘の将来のことなどつらい事や考える事がいっぱいな中、この産婦人科医に言われたことで自問自答する毎日です。

幸い分娩室にやっと入れてもらえた夫が最初に「よくがんばったね」と言ってくれたことが、せめてもの救いです。