3月22日 デイリー配信 要点メモ | レントの株式トレード日記

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株のデイトレ、中長期投資についての日記、個人的意見・感想をつづります。
メモの類においては、他の資料等で調べた内容が含まれることがあります。
なお本ブログ内容に基づく投資行動による損失については責任を負いかねます。

今の相場に不安を覚えている方もいらっしゃると思うので、今日のデイリー配信は公開することにします。

 

今日のマクロ観

 

昨晩のNY 3指数が崩れたのは、トランプ政権に対する不透明感による。すなわち、オバマケアを覆すヘルスケア法案について、共和党議員26名が協力しないとの姿勢を明らかにしたことから、木曜日の議会で通過しないのではないかとの懸念が生じ、今後、減税やインフラ投資等のトランプ政権の目玉政策が実現するのが先になるのではという失望感から米株が売られた。

 

期待感だけで上げてきたトランプラリーの調整局面と言えよう。

 

為替については、今日の東京時間ではドル円 111.50 下では本邦実需筋の買いが観測されサポートされたが、上値も重くなっている。上値については、112.50 を超えられるかといったところだが、上値が切り下がってきているので、110円台を試しに行く展開になりそう。

 

ドル円は、ドル買をこなしながら上値が重くなる展開になるか。

 

ユーロドル、ポンドドルについても、久々にいいところまで上昇してきており、ドル売りの展開。ユーロ、ポンドも対ドルで上昇しているが、円高が大きく進んでいるので、クロス円は下落、典型的なリスクオフの様相を呈している。

 

 

米10年債利回りも急低下中。原油安も気になるところ。

(いずれも Investing.com のホームページから転載)

 

今日の株式市況

 

 

日経平均はGDして寄り付いた後、一瞬反発するも10時前に失速、11時には投げ売りも出るなど、1日弱い展開だった。今日ザラバでも軟調だったのは、ここ最近、19600円を抜けないまま高値圏で横ばいとなっており、溜まっていた高値の買い玉の投げ売りが出たからであろう。

 

 

その他製品が強いのは任天堂が大きく上昇したから。他では内需銘柄が相対的に強く、空運については原油価格の下落により相対的に強かった。

 

銀行株については、トランプ政策の一つである金融規制撤廃ができなくなるのではという不安から売られた。

 

またこれまで強かった化学セクタオーの大型株も大きく売られた。原油価格が下がると通常は堅調推移するが…。外国人による利益確定売りが出たか?ただ、いい押し目買いになるかもしれない。今後の展開次第か。

 

 

新興株については、前にも説明したように、逆回転を始めるとリバウンドを交えながら急落する。その理由は、

  • 非貸借銘柄が多いため買いポジションに偏っている(投げ売りばかりが出る)
  • レバレッジがかかったポジションが多い
  • 高PERになっている銘柄が多く中長期でガチホしにくい銘柄が多い

今の新興市場(特にマザーズ)は、大きな反転が期待できないため、リバ狙いで買っていける状況ではない。もっと下がったところで買うべき。

この銘柄のように、下がってはリバるが、すぐに売られて下値が切り下がっていくのが今の新興市場。買ってもすぐ売られて下値を割るので、買い向かって大きな利益が取れる需給状況ではない。需給が逆回転している時の典型的なチャート。

 

Bコミさんがディーラーから機関投資家に転身した理由は、中長期の目線がないために相場観が働かないようになると、現状のような相場で単なる値ごろ感から無謀な買い向かいをし、その結果、お祈りトレードになってしまって大きな損失を出してしまうことになるから。

 

なお、来週は3月の権利確定日があるが、年によっては権利を取るため確定日に向けて買われる展開になることもあるが、確定日が高値になってしまうこともあるので要注意。

 

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