今日の日経平均株価は反発した。
ECBが来年夏まで政策金利を維持する方針を示したことから、昨晩のの欧州株が上昇、グローバルマクロ系ファンドが日本株も買った模様。
今晩にも発表される米国による対中関税の詳細への警戒感があることから、内需ディフェンシブ銘柄が買われた。他方で、一部の外国証券が半導体の需要見通しに慎重な見方を示したことから、東京エレクトロンなど半導体関連銘柄が大きく売られたことが相場全体の重荷になった。
東証1部の売買代金は概算で3兆791億円だった。今日はFTSEのリバランス日だったため、売買代金がふくらんだ。
個別銘柄では、積層セラミックコンデンサーの値上げ期待を背景に村田製作所や太陽誘電が大幅高となった。他方、信越化学やトクヤマ、オムロン、アルバックなどが売られた。米長期金利の利回り下落から、銀行株も下げた。
ドル円が円安方向に振れた割には外需株は強くなく、半導体株や機械株の弱さが際立っていた。
日経平均が反発した割には 強さが感じられない1日だった。
昨日のECB理事会を受け、ユーロが大きく売られた。ユーロドルの動きには引き続き注意したい。