今日はインフルエンザの予防接種をしました。


合計100人以上の方に打ったので、かなり疲れました。


「じゃ、ちょっとヒヤッとしますよー」といって、アルコール綿で拭いた後、


「じゃ、ちょっとチクッとしますよー」といって、ぶっすり。



後半のほうになってくると、アルコール綿で拭きながら「ヒヤッとしますよー」と


言ったり、針を刺しながら「チクッとしますよー」って言ったりしてました。


まるで「これからやることを事前にお知らせする」意味がなかったです・・・



ところで、アルコール綿で消毒する意味がないって知ってましたか?


いくらゴシゴシしたところで、毛穴や皮脂腺の中に入っている常在菌はいなくならないし、


針を刺して菌を押し込んだところで感染なんて起こりっこないわけです。


どこかの病院で、何百か何千の被験者にアルコール綿有り無しで注射したところ、


感染の有意差はなかった、というデータもありました。


これは、「傷に対して消毒するのは、毒である」という考え方に近いものがあると思います。


詳しくは「新しい創傷治療」というHPをどうぞ。


http://www.wound-treatment.jp/


私自身、怪我に対しては消毒することは意味がないと思っていますし、ジョクソウに対して


ラップで綺麗に治っていくのを見たこともあります。すっかりゲーベンという言葉を聞くだけで


マユをひそめるようになってしまいました。




それはさておき、今日はあまったインフルエンザの予防接種液を自分にも打ってもらいました。


「ちょっとチクッとしますよー」と自分で言っておきながら、相当痛かったです・・・・・


あんなに痛いものなんですね、注射ってのは。


患者さんの一人に「医者が言う、ちょっと痛いっていうのは、相当痛いからなー」という言葉が


身にしみました。




これからは「結構痛いですよー」と言うことにします(;^_^A