http://ameblo.jp/reservoir-dogs/entry-10026110712.html


上記の記事に対して、以下のようなブログを見つけました。



http://blogs.yahoo.co.jp/nyansuke_2006/14053653.html



(以下、ブログから引用)


最近よく聞く医師不足に関連する問題です。
医師が不足しているため、現役の医師に負担が掛かっているわけですが、
自業自得だな、と思います。
自分の労働環境を改善しようとせずズルズルきた結果のしわ寄せが
現在の勤務医の激務に繋がっているのですから。

「そんな事言うならもう激務なんてしない」と言う人がいると思いますが
どうぞ、ぜひ実行してください。
それが労働環境を改善するための方法だと思いますから。
その結果、日本医療が完全崩壊しても仕方ないと思います。
現在の制度のままでは、遅かれ早かれ崩壊するしかないわけですから。

(引用終わり)



このブログ主さんは、医師の労働環境が悪いのは医師自らのせいだ、


と言っています。



悲しくなりますね。




100歩譲って、同じ医師仲間のうちで


「過酷な労働環境を受け入れてきたから、こんなことになったんだ」と


言い合うのなら、まだ理解できます。




けれど、良かれと思って、必死になって頑張ってきた医師に対して、


その利益を享受してきた国民が


「しんどい思いをしているのは自業自得でしょ。


嫌ならやめればいいじゃん」


と言われるのは、納得がいかないですね。



ブログ主さんは、


「嫌ならやめろ。それで医療が崩壊しても仕方がない」とまで


言っています。


きっと、今までずっと健康な生活を送ってこられたのでしょう。


そして、これから先も、自分だけは病気になるはずがない、と


思っているのでしょう。


事故にあうこともあり得ない、と思っているのでしょう。


きっと何の保険にも入っていないんでしょう。





こういう方は、考えることを放棄しているとしか思えません。


例えば、産科医・小児科医の激務のおかげで、日本の


新生児医療は世界でも最高水準にあります。


http://www.ncchd.go.jp/childfamily/raosu/raosu-01.htm


ひょっとしたら、このブログ主さんも、この医療水準のおかげで


今の命があるのかもしれない。



それなのに、その激務に耐える医師に対して


「嫌ならやめれば?」とは


あまりにもひどすぎる。



医療が崩壊してもいい?


自分が実際に病気になったときにも


同じことが言えますか?




医療に限らず、警察も消防も


自分が必要なときだけ存在すればいい、という


問題ではないはずです。