異例の徹夜国会

＜時事通信より引用＞

2007年度予算案が衆院本会議で採決されたのは3日午前4時前。

投票を終えた与野党議員は口々に「長い1日だった」「早く帰って寝たい」などと語り、

疲労の色が隠せない様子だった。
　本会議は2日午後10時半ごろに始まり、まず民主党の枝野幸男氏が予算委員長

解任決議案の趣旨弁明を1時間半かけて大演説。この後も、趣旨弁明を15分以内に

制限する動議や総務委員長解任決議案、予算案の採決が延々と続いた。
　この間、議場内では、居眠りをしたり、時間を持て余して読書や携帯メールに没頭する

議員の姿も。本会議散会後、各議員がぐったりした様子で次々と迎えの車に乗り込む中、

レスラー出身の馳浩氏だけは元気に「寝ないで朝一番の飛行機で地元に帰れる」。

＜引用終わり＞　

ああ、もうため息しか出ませんね。

国会議員の皆さんは、午前４時まで働いただけで

「長い一日だった」

「早く帰って寝たい」

ですか。

居眠りをしたり、読書や携帯メールに没頭している議員もいるし。

こんな議員たちが、医師の数は足りている、なんて

どの口で言えるんでしょう。

われわれ医師は、当直が午前４時に終れば、すごく幸せです。

読書や携帯メールに没頭できる当直ならありがたいんです。

それくらい過酷な労働を最低でも週１回はやっているんです。

で、安倍首相は、午前４時に本会議が終った後、

奥さんと一緒に映画の試写会に行って、仲良く

お昼ごはんを食べていたようですね。

どれだけ政治家は楽なんでしょう。

たった一晩「準」徹夜をしただけで、

疲労の色が隠せない、と報道してもらえるなんて。