週に1度の夜勤をするようになって半年以上が経過しました。


コンビニ外来、という名称を、身にしみて実感する夜勤が続いています。



夜7時に、風邪っぽいから来た、と笑顔で話す患者。

夜8時に、1週間前からお腹がときどき痛くなる、と

言って、やってくる患者。

夜中3時に背中がかゆい、とやってくる患者。



テレビ番組で取り上げられるような、態度の悪い医者というのは

こういうコンビニ外来を対応する中で、心がすさんでいくのだろうな、と

思う日々です。



そうやって、コンビニ外来にやってくる患者の多くは、



昼間仕事があって来られなかった



という理由を話します。


正直言いますと、私は学生の頃、




まぁ、仕事があったんじゃ仕方がないよな。




という感想を持っていましたし、そういったコンビニ外来に

不満を漏らす医師の意見を聞いても、

仕事で来られない人もいるんだから、そんなに

目くじら立てなくても、って思っていました。



しかし、この半年間、コンビニ外来の「店員」を経験して

思ったことは、



ふざくんなっ  (By 女帝)


ってことです。


確かに医師は患者のために働かなければなりません。

急患がいれば、多少の時間外労働もやむをえないでしょう。



しかし、なぜ


患者の仕事を優先するために


医師の生活を犠牲にしなければならないのか



全く理解が出来ません。


こういう現状を知ってしまうと、医療機関が掲げる、


「患者中心の医療」


とか言う言葉を聞くだけで、虫唾が走ってしまうのです。



こんな状況が続く限り、テレビで取り上げられるような

態度の悪い「医師」は減っていくことはないでしょう。



私も、態度の悪い医師まっしぐらです。