先日、脳性まひに関する記事を書いたのですが、これに対する

コメントで、日本医療機能評価機構というところが、

脳性まひに対する補償制度を提案しているんだ、ということを

教えていただきました。


恥ずかしながら、日本医療機能評価機構という機構を

全く知らなかったため、今回は少し調べてみました。


なんでも、産科医療補償制度運営組織準備委員会というものが

あり、去年から月1回のペースで委員会を開いているようです。


そして、委員長・委員長代理を筆頭に19名の委員と、

4名のオブザーバーから構成されています。



まず、委員長は

近藤 純五郎という


近藤社会保障法律事務所


の人間。聞いたこともない人なので、ヤフーで

調べてみると、最初に出てきたホームページが



http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=519


ろくなことが書いてありませんね、この人について・・・

少なくとも、法学部出身で厚労省に入り、典型的な

お役人コースを歩んでいます。もちろん、産科医療は

もとより、医療に関して特別詳しい人ではなさそうです。



そして、委員長代理は河北博文という人。なんとなく

聞いたことがある人だと思ったら、河北総合病院の

理事長でした。その経歴もすごいものです。


慶応医学部に卒業して、そのあといきなりアメリカの

ビジネススクールを終了しています。

河北総合病院自体が1928年設立のようですから、

この方はハナから、医師としてではなく、経営者として

働くつもりだったようですね。そのあとは、なぜか

病理学で博士課程を修了し、卒後10年目には

河北総合病院の理事長に就任しておられます。

まぁ、華々しい経歴の持ち主ですね。

理事長同様、産科はもちろん医療の現場で働いたことなど

ほとんどない方であることに変わりはありませんが・・・



以下、委員の方々を見てみますと、19名中3名が

法律事務所の人間、大手保険会社の人間が2名、

医事評論家??とか言う人が1名、マスゴミの人間が1名と

ろくな人間はいないようです。

おまけに、


患者本位の医療を確立する連絡会


とかいう、名前を聞くだけでも虫唾が走りそうな

団体の人間も入っています。

唯一、現場を知っていそうな方は、山口光哉という

立川病院の元診療部長くらいでしょうか。


なんだか、構成メンバーを見ただけでも、現場のことは

何も知らないで机上の空論だけが進んでいきそうな

委員会だということだけは、よくわかりました。



それにしても、まともな現場の人間をほとんど入れず、

なぜ、マスゴミの人間が入っているのでしょう。



マスゴミも法律関係の人間も、医療崩壊の一助を担ってきた

張本人なのに、何をぬけぬけと偉そうなことを言って

いるんでしょう。しかも的外れな提案を・・・