最後の記事にします。



この二年間。

ほんとうにいろんなことがあって。


バイトをやりきったり、

修論を書いたり、

就職をしたり。


おおきなひとつの恋愛も、あった。

その内容がほとんどだね。


れっちゃんとの関係は、

いまだに定まってなくて、

おなじ海に、ゆらゆらただよっているような状態だけど、

時が来たら、どうなっていくのか、

きっとわかると思う。



大学院追いコンの日。

おそろいの時計をれっちゃんに戻した。

ちょっと悲しそうな顔で、


あぁ、そういうことなんだね。


と言ったから、

私はまた混乱して、


え?友達に戻るんじゃなかったっけ??

私解釈間違ってた?


と言うと、


いや それでいいんだけどさ…

どっちにしろ、ゆっくり、いかして。


と言われた。


いつかどこかで、

交差するかもしれない。


彼の存在はあまりにも圧倒的だ。

私にとって。


いっぱい泣いたことを、

ここに、閉じ込めて、

あたらしい日々を進もうと思う。


忘れはしない。





「結核も、なにもかも、芸の肥やしになりますでしょうか。」


鴎外にむけてそう呟いた一葉の、

その強い心を、

私も自分の人生に持てたらいいな、と思う。