ふくの日 | RIKO's☆Style  岩下莉子(いわしたりこ)オフィシャルブログ

(1)(2)十二分な(たくさんの)ふ(2)く(9)【十二分な(沢山の)福】の語呂合わせにちなんで、
食品加工業などを展開している株式会社紀文食品が12月29日に記念日を制定しています。

2月9日も「ふくの日」ですね。こちらは「河豚(ふぐ)」から来ているらしいですね。
今日は幸福度と収入の関係についてみていきたいと思います。

 


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(参照:わらしべ瓦版のサイトより)

「収入が増えればもっと幸せになれるのに」「もっとお金持ちになりたい」

多くの人がこのように考えたことがあるはずです。
幸福度と収入は比例しますが、年収7万5,000米ドル(約800万円)で

幸福度はほぼ頭打ちになるということが、ノーベル経済学賞受賞者である

心理学者ダニエル・カーネマン教授らによって発表されています。


なぜ収入が、あるレベルを超えると幸福度が頭打ちになるのでしょうか。
その理由の一つは、お金によって満たされるのは、あくまでも「満足度」だけで、

「幸福度」ではないということです。

「満足度」というのは、使えるお金、住む家、乗っている車、食べるものなど、

「どれだけ満足しているか」を示す指標で、物質的欲求を満たしたときに感じるもの。

一方、「幸福度」は、幅広い要素によって成り立っていて、

生活満足度、人生満足度、職場満足度、健康満足度、感情的満足度、将来満足度など、

心が総合的に満たされることで感じるものといえます。

満足度は部分的なもので、幸福度は満足の集合体なのですね。

収入が極端に低く、衣食住に問題を抱えているような状態であれば

生活満足度が低い状態であり、「幸福度」も低くなってしまうでしょう。

しかし、収入があるレベルを超えると基本的な生活に支障がなくなります。

つまり、それ以上の収入は「満足度」を引き上げることはあっても、

「幸福度」にはあまり寄与しないということなのです。

国連の関連機関が毎年「世界幸福度ランキング」という調査結果を発表しています。
2020年のランキング上位を見てみると、1位フィンランド、2位デンマーク、3位スイス、

4位アイスランド、5位ノルウェーと北欧諸国が多く並んでいます。

その特徴として、北欧では社会保障がしっかりしている点が要因の一つといわれています。

2020年の日本の順位を見てみると、62位と対象の156ヵ国の中で真ん中より少し上、

という高いとはいえない順位になっています。

さらに2012年に第1回が発表されてから、日本は年々順位を下げています。

 

社会科学研究者マイケル・ノートン氏の調査によると、「モノ」にお金を使うより

「体験」に使う方が、幸福度が高いという結論が出ています。

モノではなく体験に使うお金を増やすことは、幸福度を高めるためのひとつの方法だと

いえるでしょう。

家族構成や、目指す人生の在り方が違っているため幸福の形が人それぞれであることは当然。
収入を増やすために仕事の時間を増やしたことで、休日がなくなったり、

家族との時間を犠牲にしたり、趣味の時間を持てなくなっては

結局幸せを感じることはできないのではないでしょうか。

一概に高収入であることだけが、幸福度を高めるとは限りません。

自分の価値観、幸せがどこにあるのかを考えてみると

収入と自分の幸福度の関係が見えてくるのではないでしょうか。

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収入がある一定のところで満足、、、いったことないからわかりません(笑)が、

そうとはいうものの、私たちフリーランスは、明日どうなるかわからない立場。

もちろん今やサラリーマンや公務員でさえ、保障があるわけではありませんね。

将来が不安だから、今のうち少しでも収入を増やそうと躍起になるのです。

あってもあってもなくならない、それが、人間の欲と不安、なんでしょうね。