先週末、5年ぶりにピアノ発表会の舞台にたった長女
起立性調節障害という病気と診断されたのが中2の春………目眩・頭痛・インフルエンザ並の倦怠感、嘔吐、過敏性腸症候群で、酷い便秘と下痢の繰り返し………中3で本格的に学校に通える体調ではなくなり、途中、市の適応教室に通いながら出席日数を確保し、何とか私立高校の通信制課程に進学しました。
その間、好きで続けていたヤマハ音楽教室でしたが、練習はほとんど出来ないまま、居場所の確保の為だけに在籍。
高校卒業後の進路として、なりたい職業が見つかり、専門学校に進学。
万全ではない体調最優先で、3年制コースを選択。
去年の春から心機一転、新たな道に進むことが決まった矢先の、パパの癌(胆嚢神経内分泌腫瘍という希少癌)発覚。
本当に次から次へと試練があり、いわゆる、普通の女の子としての青春は皆無に近いものがあります。
それでも、彼女本来の優しさと頑張りで、ひとつひとつ乗り越えてきました。
専門学校の先生に、
「その若さでお父さんを亡くすという体験は計り知れない想いがあると思う。でも、思ってた以上に立ち直れていない、体調にもきているメンタルが心配だが、そこまでになるということは、それほど、本当に偉大なお父さんだったんだな」
と言われたらしいです。
今回のtest、ピアノと声楽は学年1位だったとか
他は欠課数が多くて、追試や春休みの登校も既に決定
それでも、「パパが見てくれているから」と再び頑張り始めました。
ピアノ発表会の舞台に立つ長女を見ながら感無量、、、ミスタッチは何ヵ所もあったけど、最後まで弾ききった姿に、長女の逞しさと、底無しの力を感じました
演奏に先立ち、参加者による歌の発表がありました。
【ひまわりの約束】……曲はもちろん知っていましたが、配布された歌詞を読んで、パパからのメッセージに感じ、途中泣きそうになりました。
あらためて聴くと、色んなことが思い出され、またblogに綴りたいと思ってますが、パパと、ちゃんと最後のお別れが出来なかったことが、本当に心残りで…申し訳なくて…もしかして、天国からのメッセージなのかも…と思わせてくれる歌です。