闘病中、何度か要介護状態に陥った時、何人かの介護士さんにお世話になりました。
介護してもらっている時、介護士さんとの雑談中、趣味は何ですかと聞かれるときがよくあります。
私の趣味は誰でも話せる内容ではないですが、この人なら大丈夫だと思った時は正直に、
「ストリップ観劇が大好きで、病気になるまではファンの踊り子さんを追っかけて全国に遠征に行っていたんです」
なんてストリップの楽しさを喜々と話すと、
「へえー、そんなに楽しいのなら体調よくなったらぜひ私を劇場に連れて行ってください。そのためにも闘病頑張りましょう」と励ましてくれました。
だんだん体調がよくなってくると、劇場に行くための準備のリハビリとして彼女と食事、映画、そして観覧車巡り（前回記事）など楽しみました。

そしていよいよスト劇場行きを決心し、劇場同伴を彼女に頼みました。
女性をストリップ劇場に連れていくっていろいろ不安要素もあります。劇場によっては女性トイレがない（男女共用）ところもあります。劇場に女性客がいるとステージよりも女性客ばかり凝視するお客さんもいます。そんな時気分を害さないだろうかとあらかじめ彼女に話すと、「そんなことはまったく平気です」と笑って答えてくれました。それで安心してのストリップ同伴観劇となりました。

彼女同伴の劇場復帰。
劇場に女の子が来ると、ほとんどの踊り子さんは歓迎してくれます。私の顔なじみの踊り子さんは「リリくんがガールフレンドを連れて来た」と彼女にもよくしてくれました。お陰で「踊り子さんってなんて優しくて親切なんだ」と彼女は心から喜んでいました。
豪華な衣装や音楽、ダンス…彼女にとってもほんとうに楽しい体験だったようでした。劇場を出てからの帰り道、久しぶりに劇場に行けた自分自分の喜びと共に、彼女も心から楽しんでくれて、２人で行くと喜びが２倍以上になるんだなとしみじみ感じました。
彼女もどうやらストリップファンになってしまったようで、またぜひ連れて行ってくださいとお願いされました。特にずっと追っかけていたリリくんの一番好きな踊り子さんにはぜひ会いたいです！…っと。嬉しいですよね、そう言ってもらえるのは…。

先日一番のオキニが出演していた広島の劇場に行くと（この時は一人）、何とその踊り子さんから「今度東洋に彼女といっしょに来てね」と彼女にお土産をくれました。
こりゃもう絶対彼女と行かないわけにはいきません。
オキニと彼女、両手に花の３ショット、撮らねばね。
長い闘病を経ての回復、「闘病頑張ってきた甲斐があった」とつくづく感じる今日この頃です。