およそ15年前、乳がんになりました。
当時、いろいろつらいこともあったけれど、私にとってはそれ以上にかけがえのない友人との出会いという良い思い出ばかりがよみがえってきます。
今は、もう閉鎖されましたが、「乳がん掲示板」で多くの同病の友と出会い、今も親しくお付き合いさせていただいています。
出会ったころは、みんなで旅行に行ったり、お家に遊びに行ったりして、親交を深めていました。いろいろ楽しいことをしました。食事、観光、おしゃべり…、日本各地に住んでいるみんなが集まり、夢のようなひとときを過ごしました。
楽しく過ごして、その時はずうっとこれが続くような気がしていました。
けれども、15年たった今、それぞれの生活に戻り、忙しくしている人もいれば、再発して亡くなってしまった人もいます。
乳がんの生存率はかなり高いのですが、それでも100%じゃないのが悲しいですね。
みんなで撮った写真を部屋に飾って、ときどき眺めています。
今日は、幼い子どもを残して逝ってしまった彼女のことを考えていました。そして、子どもさんは大きくなられただろうなとも考えていました。命を子どもさんにバトンタッチできたのは、よかったなと今は思います。
話は変わりますが、私がかかっている病院では、今も半年に1回検診があります。
年末に行ったとき、先生が「18年たって再発した人もいるから、半年に1回は来たほうがいい。」
とおっしゃっていました。
最近、だんだんいい加減になってきて、半年に1回も行けてないのですが、ちゃんと行かないとなと思います。
毎日の仕事や生活が大変で、ついついです。