ようこそ、毒魔女図書館へ。

 

毒母から、慌てた様子でSOSがあった。

高齢者の緊急事態に、

朝から緊張感が走る。

毒母は眉を寄せ、声を潜めるや、

 

「家の裏で猫が死んでるゲロー

 

 

 

 

まじで?ゲローゲローゲロー

 

嫌な気分で現場を覗くと、

黒っぽい荒い毛並みの猫が、

ひっくり返っている。

 

 

まじかーゲロー

顔が見えないのが幸い。

 

 

うえー

最悪ゲローあせるあせるあせる

 

 

以前、知人家で、野良ネコがご臨終になっていた。

どうすれば良いのかと、

役所に電話をかけたところ、

 

燃えるゴミの袋に入れて出してください

と言われたそうでゲロー

 

まじかよ!!!!笑い泣き

誰が入れるんだよゲロー

 

 

どこかで飼い主が探している場合も考え、

保健所にも連絡した方が良いだろうか。

 

それにしても、

日中の気温で腐敗が進むだろうし、

とにかく、新聞に包んで遺体処理をするべきか。

素手では触れないチーン

ゴム手袋?

手触り、どうよ笑い泣き

いやいや、スコップで持ち上げようか。

いやー、一気に手でやるべきか。

 

仕方あるまい……うぅぅぅゲローゲローゲロー

 

いざ、

と思って、ゴム手袋装備で現場に踏み込んだ瞬間、

 

 

 

ミャー猫

むくっと、上半身だけ起き上がり、

黄色い目がコチラをむいた。

 

お前、生きとるやないか笑い泣き笑い泣き

 

変な恰好で寝るの、止めてーゲローゲローゲロー