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日曜劇場 マイファミリー

の最終回。

 

何が一番腹立つって、

子供が計画した、

偽装誘拐パターン

 

 

 

 

 

かつて、

誘拐を扱ったドラマ、映画は数多くある。

身代金の受け渡しや、

警察との取引連絡など、

ITが発達したからこその今、

本ドラマの興味深さが目を引いたのだ。

 

なのに、

元々の誘拐事件の発端が、

 

「わたしを誘拐してくれませんか?」

って、小学生の小春ちゃんに、お任せでいいのか。

 

 

で、

小春ちゃん、どうした?

作者は小春ちゃんの生死を、やんわりボカした。

 

サンド富澤が捕まった時、

「小春ちゃんは……小春ちゃんは、どうしたんだ!!」

と、掴みかかる濱田岳を抑え、

 

玉木宏 「小春ちゃんの件は、最優先で聞く」

 

 

と、言ったから、

多分、聞いたのだと思う。

今回の玉木宏の目は、聞いたと語っていた。

 

 

今まで、

中国語日本語みたいなAI女性声が、

「五億円です」

「決めるのは、ワタシです」

なんぞ、偉そうにほざいていたが、

結局の発端は、小学生の小春ちゃん発案に、

大の大人が乗っかりました、的な。

 

そもそも、

小春ちゃんが撮ったという、不倫現場写真。

 

車の中、

女の肩を抱き寄せる、サンド富澤の図。

いやー、笑える笑い泣き

 

あれっぽっちの写真なのに、

子供に力付くで迫るという、

サンド富澤の尻穴の小ささに、超ガッカリ。

 

高校生の実咲ちゃんに対しても、

「あの写真はあなたですね真顔

と詰め寄られて、

モジモジしている、サンド富澤の小ささに唖然。

 

子供攻撃に、タジタジやないかゲロー

 

 

小春ちゃんの生死について。

小学生の小春ちゃんが、コナン探偵ばりに、

サンド富澤に、条件を持ちかけたシーン。

 

サンド富澤が、スマホをひったくろうとして、

小春ちゃんを突き飛ばしてしまった。

その際に、小春ちゃんは頭部強打でご臨終だったのだろう。

事故死した小春ちゃんを遺棄し、

サンド富澤は、「誘拐」という形で抹殺した。

 

このドラマは、

二宮和也が主演で、活躍し、

最後は、新しい生命も誕生し、

会社も復活を見せ、

幸せ家庭の象徴のように、

海辺ではしゃいで終了した。

 

一方、

濱田岳を見てみろ!!!!ゲロー

 

仕事に集中するあまり、家庭を顧みず、

結果、ツマは不倫し、

子供は誘拐された。(と信じていた)

仕事も辞め、我が子を探すことに人生をかけ、

親友の子供まで誘拐したのだ。

しかも、

最後は、手足を結束バンドで縛られて、

電気ショックで気絶させられた上、

子供の真相も聞かされず、

刑務所に入ることになったのだ。

 

 

哀れすぎる濱田岳

なぜ、オファーを引き受けたのだろう。

あえて、アンジャ渡部あたりにオファーしたら、

案外、いい芝居を見せてくれやもしれぬ。

 

 

 

失踪したはずのツマとの、対面のシーンがあった。

広島だったか、

どこぞの県で生きていたツマに、

 

小春ちゃんには、会えたのか?

 

と、言われてツマは、頷くかいなか、

嗚咽を漏らした。

 

 

賀来賢人も、濱田岳の元妻も、

小春ちゃんが既にこの世にないことは、

警察から聞かされていたと思う。

しかし、濱田岳には、

「大丈夫だ」と伝えた。

そうしなければ、濱田岳が拘置所で生きていけない、

と考えたからだろう。

 

ニノ家には、男児が誕生し笑顔に溢れ、

一方で、全てを失った男を対比で映した。

全く、読後感が悪い。

 

で、最後の最後に、

まさかの警察署員と、事件関係者との合コン。

 

何だそれチーンチーンチーン

 

 

賀来賢人夫婦や、

回復した美咲ちゃんの姿を見せ、

ちょっとホッとする結末を演出したつもりだろうが、

濱田岳を思うと、

「マイファミリー」喪失感は大きい。

 

日曜劇場のせいで、月曜が重くなった。

ワタクシの作った結末⇨コレコレの方がいい。