亡くなった彼にもう一度逢いたくて、
この世とあの世の境い目を
探していたからだった。
あの頃は彼が亡くなって、
1ヶ月位は
すごく彼の意思や気持ちと
繋がっていて、
彼の気持ちがわかる事が
私の気持ちの支えでした。
でもだんだん、私がモノを食べられるように
なって、
フラフラと、実体がなく意識だけ
研ぎ澄まされた感じが無くなると同時に
彼の意識を感じる事もなくなりました。
今思えば
彼の意識も地上に留まるのを止めて、
旅立ってしまったのですよね。
でも私は
きっと方法があると、
賽の河原から戻った事がある人の
話を聞きに行ったり、
伊豆大島にも
この世とあの世の境い目の
裏砂漠があるって聞いて
行ってみたのでした。
だから生きるためではなく、
死に近付きたくての行動だったんですよね。
温泉も入って、
生きていくパワーをもらった裏砂漠、
不思議な気持ちでした。
当日まで裏砂漠にまた行くなんて思っても
いなくて…
色んな事が運命的に感じました。