第14回ヴィクトリアマイル~特別登録馬名表~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 既に水曜日になってしまったが、遅まきながら、登録馬名表を置く。優先出走権利馬2頭よりも、レーティングによる出走権利馬の方が権利順は上なのだが、今回は修正していないので、ご注意ください。比較の為に、昨年分も連対枠馬明示で併載した。
 集票解析はしていないが、やはり「安田記念」を56キロ2着に頑張った6歳馬アエロリットが頭を取るのだろうか?以前から、言うように、この番組は春天同様に「明け4歳vs迎撃5歳」という世代対決戦を行う唯一のマイル戦として最初から(国際)で新設された番組であるから、6歳馬が1着起用されるには、それなりの理由が必要で、それは「タブー戦」だからなどという曖昧なものでは無いはずだ。
 コメントでも頂いたように、気になる点は未だ解決していないので、言葉数は、少なくなってしまうが仕方ない。過去13頭の単勝1番人気馬は4歳が9頭(内、連対5頭)、5歳が4頭(内、連対2頭)である。それ以外の集票の頂点は存在しない。そして、イレギュラー部分では、やはり以下の点が最も気になる。

 VMの前座を務めるということは、それ正に「WIN5」対象競走になる訳で、そこに固執すれば、古い話、つまり2010年以前に着ぐるみは存在しない事になる。向いているのが「東京優駿」なら、尚更、混迷に至るが、そもそも、新設「プリンシパルS(1996)」1着馬ダンスインザダークのみが連対2着を踏んだことで、それ以降の1着馬らを不遇に導いたことになる。だが、1着でなく2着であったのも事実。2007年JpnIダービーに於いてゴールデンダリアが(父)ウオッカと同枠であった事も事実。そして、昨年もコズミックフォース3着が何を示唆しているのか?
 ここまで拡げてしまうと、論点がズレズレになってしまうので、元に戻すと、通常の世代対決構造として見ると、下級条件馬を含む4歳馬が8頭、便宜上、迎撃世代とした5歳馬が5頭と少ないがこれが6歳馬の5頭と同じヴォリュームである。だから6歳馬が勝つ「ヴィクトリアマイル」が出来上がるなら、世代頭数が支配するGⅠ競走など無い。だから、頭数を同一にしているのか?知らん。
 どちらにしても、上位人気馬らの占有となる明け4歳馬の頭は、オルフェーヴル・バイアスも上乗せされるラッキーライラックになるだろうし、メディアも前哨戦を惨敗(中山記念2着)したこのスペックを坂路で1番時計などと好調をアピールしているし、印象操作的には「中山記念」のウインブライトのQE2での活躍も一躍を担うだろう。5歳馬レッドオルガは知名度的にも評価が分かれるところだろうが、それでも残る4歳ミッキーチャームプリモシーンとは肩を並べる位の推挙は得るのだろう。そこにクラシックや牝馬重賞で連対馬の同枠だった事などが複雑に交錯してくるのである。
  では、重賞初勝利が「Vマイル」になるようなキャラはいないのか?そうなると、漠然とイメージ出来るのが、典型歴なサウスポーと目される先述のレッドオルガや、2着現物から*2着同枠馬でリスグラシューの足を引っ張ったデンコウアンジュの枠(想定では3頭枠)などと、妄想レベルは膨らんでいく。以外と文字数が稼げたので、この辺りで、留め置きます。尚、コメントは、公開の可否を書いて貰えれば、総て読んでいますの、気を使わずに、振ってください。但し、ノーリアクションには、拗ねないでくださいww。