「有馬記念(第65回グランプリ)」特別登録馬23頭 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

「有馬記念(第65回グランプリ)」特別登録馬23頭
【ファン投票10傑】→1着対象馬
120+クロノジェネシス
116+ラッキーライラック
123フィエールマン
115キセキ
118ワールドプレミア
118ブラストワンピース
114ユーキャンスマイル
119+カレンブーケドール
114ラヴズオンリーユー
114ミッキースワロー

【収得賞金13頭】
114サラキア
112オーソリティ
116ペルシアンナイト
112バビット
112モズベッロ      →田辺裕信
109オセアグレイト
111クレッシェンドラヴ
106トーラスジェミニ
113ディープボンド
102アールスター
110ラストドラフト
108サンアップルトン
113ブラックホール

 昨日は体調悪化で1日中ベッドの中にいたので一昨日書いたものの時間差アップが遅れてしまった。今日は復帰である。もう【リハビリ】をタイトルにはいれないようにする。
 さて、ナンデモアリマモード本番についてである。今年は3歳馬が勝てない年度であるから知ってか知らずか、その3冠世代から勝てるスペックの出走は無いが逆に勝てない世代から3着馬や同枠馬が選定される蓋然性があるから全数検査は必要になる。
 ここでは、文字数とモチベーションの観点から1着馬選定に特化することにしよう。あるサイトに「1着馬条件を持つ馬が1頭しか存在しないから・・・」などと堂々と書いていた記憶があるが「真っ赤な嘘」である。
 それは、衆知の話かもしれないが「前走単勝人気が1番である」昨年は豪州G1からの参戦なので加味してるのかどうかは知らないが2011年オルフェーヴル以来総ての1着馬の前走が単勝1番人気であるというもので今年は、その該当馬が1頭である。
 確かに「有馬記念」は出走馬の半数がファン投票により指定されているから前走人気馬の出走が多くなるのは当然の話。母数が多ければ出現率も高くなるのも当然である。過去10年ではなく1986年以降での1着率も16.8%と、重賞総て(12.5%)に比較しても高いのも事実(前走同級レースでの人気のみ集計)。だが100%では無いし、それなら当該単勝1番人気馬を選定する方が勝つ確率は高くなるのは知っての通りである。

 「有馬記念」というと1着馬の前走が「JC」であることは、そこからの出走機会が多いことからも明らかであるし3歳馬勝利の場合は菊花賞馬である事も知られている。今年は3歳馬が「JC2着」の3冠馬で出走は無いし馬券になった3頭の出走も無い。最上位が当方も狙っていたカレンブーケドール(牝4)の4着。後は*1着同枠のワールドプレミア(牡4)の6着、*2着同枠のミッキースワロー(牡6)の7着、キセキ(牡6)の8着と続く。
 このパターンは、過去にも見覚えがあるが、調べるのも面倒なので調べない。興味がある方だけどぞ。w 馬券対象馬が総て登録しているのが直近からは「E杯」「A杯」が秋季で、夏G1の「第61回宝塚記念」の3頭あたりとなる。「宝塚」からは16着惨敗の*1着同枠馬ブラストワンピース(牡5)の登録があるのは歴代なので当然の話。
 さて、「真っ赤な嘘」とは「1頭」の事ではない。論理展開の話である。「E杯」からの「有馬」参戦で1着したキャラクタ、加えて「E杯単勝1番人気1着」の「有馬」参戦での勝利は、はメジロラモーヌ以降、同馬を含んで1頭も存在しない。(2着3頭)「E杯」の条件変更などは考慮しなくてもよい。2着したのはヒシアマゾンダイワスカーレット、ブエナビスタの3頭である。「有馬」単勝1番人気であった(外)ファインモーションは5着敗退しており同馬も前走「E杯」で単勝1番人気1着馬であった。

 それでも3歳馬が手薄の今年、集票力を発揮するのが「牝馬」となるのは仕方ないだろうしそれらが勝てる世代である4歳、5歳なので当然の話。

 歴代が再度、起用される蓋然性が無いのか?3歳での「有馬」出走が条件になっていることがあるのか?去年の「有馬」出走馬全16頭の内、1着馬を含めて登録抹消したのが11頭も存在するのも驚く程のことではない。今年の(勝てない)キーホースも抹消組に入っている。そう秋天1番人気1着から*2着同枠の9着に惨敗したアーモンドアイ(牝5)である。同馬は同じルートの最後にJC単勝1番人気1着を選んで当該番組には出て来ないキーホースとなったリベンジ放棄馬である。

 

 こんなところで勘弁してもらう。         リゲイン総研