【リハビリ】第37回マイルチャンピオンシップ 事前考察 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 

 秋季競馬番組で「SS」から稼働したの国際G1競走は5番組が総じて単勝1番人気馬を勝馬指定して今週、最後の代替開催「MCS」を迎えることになった。
 単勝1番人気馬が勝てないと言われた「E女王杯」をすんなり連覇した5歳牝馬は国内G1競走だけを狙っているようなルートを踏んだ訳だ。「Vマイル」歴代馬は逃げてバテルのパターンを見せた。
 話を「MCS」に戻そう。代替開催が混沌を演出する最上位と思っていた当該G1である。この距離・コースに対して2歳時より経験出来る「阪神芝マイル」。通常は府中芝マイルのように古馬G1競走は存在しない史上初めて「MCS」を施行するコースである。
 史上初の割に、特別登録の時点でフルゲート割れとなったのは何故なんだろうか。余程、強力な個体が存在するのだろうか。パっと見でも、相応のメンツが用意されているのは判る。G1.3勝のマースと言ってもJRA古馬G1は未勝利、前年1着馬のチャンプ、「安田」「SS」と連勝中の桜花賞馬アレグリア。後は馬齢限定G1の各馬となる。
 もう人気の話をしても仕方ないが、当該G1も異例の8歳の身で「秋天」からの連覇を為した2009年以降、単勝1番人気馬を勝たせていない。

 誰かが言っている着目点、2015年以降の3着以内馬15頭は「“同年4月以降、かつJRA、かつG1・G2、かつ1800m以上のレース”において5着以内となった経験がある」「“同年6月以降、かつJRA、かつG1・G2のレース”において2着以内となった経験がある」
・・・こんなファジーな条件設定では何も出て来ないのである。G1を勝った馬と、それ以下の馬とは、経路は全く異なる。そもそも条件に「かつ」という表現を使う人間は信用出来ない訳だ。これに、過去の出走数などが合わさると、データとは呼べなくなるのである。だから、あっちの条件では「×」で、こっちの条件では「〇」という該当馬が出現する。で、今回は「こちらの条件が採用された」とのたまう。

 他人の話ばかりで、持論展開が全くないのはリハビリの為としておこう。まぁ、どちらにしても「目糞鼻糞」の世界であることに変わりない。

 

 キーホースだけは、何とか導出した。サウンドキアラ(牝5)

  
 

2015モーリス    京都90th. ←安田記念306

2014ダノンシャーク        ←代替AH203