jR根岸線港南台駅から鎌倉へ至るルートは、首都圏に近く割とメジャーなトレイルコースで、トレラン大会も開催されてます。本日5月30日(日)、“鎌倉アルプス・トレラン大会”のルートをトレースして稲村ケ崎公園まで行き、更に七里ガ浜の砂浜を片瀬江の島まで走りました。



一緒に走った相棒は、昨年のハセツネで12時間を切る走力を持つ本格派のトレイルランナー。片やYTはトレラン大会と言えば、4年前に富士登山競争で、何とか完走した程度のド素人。更に昨日は30キロ走をやって疲労が心配です。ついていけるんだろうか・・・



気象は曇天、日射しも風もなく、更に5月下旬と思えないくらい涼しくて、走るには絶好のコンディションでした。



港南台駅午前9時、他に参加するメンバーもいないことを確認して、スタート。懸念の通り軽い感じで走り始めます。昨日のペース走が理想的な配分だったせいか、思ったよりも疲労はなく、ある程度のペース(キロ5分位?)でもついていけました。



第一次作戦(5月16日)のときはとてもゆっくりで、随所に休憩も入れましたが、今回は軽快なテンポで走り続けます。港南台駅~大丸山が29分34、頂上で相棒が写真を撮るとすぐに走り始めます。鎌倉天園までも50分、ゴルフ場裏の岩山を駆け上がります。1時間20分位で建長寺を通過、いったん鎌倉市街地へ入ります。



鎌倉市街地からは方向感覚が怪しくなります。北鎌倉方向に向かい、踏切を越えてすぐに浄智寺へ左折、坂をだらだらと登り、ほどなくして源氏山、再びトレイルの開始です。道はぬかるんでいて、スリップしやすいです。相棒がスピードを抑えてくれたおかげで、平坦地やある程度の登りであれば、何とか追走できますが、トリッキーな下りはまったく追い付けません。ここら辺がトレラン特有のテクニックなのでしょう。大仏ハイキングコースを30分位進むと長谷の貯水場へ。前回見られなかったリスがちらほら姿を現わします。雨上がりのせいでしょうか。



長谷寺の貯水場から急峻な下りを経て住宅地を抜けると、3度目のトレイル、極楽寺の背稜付近です。ここは前回走りませんでした。今までと違って人があまり入らないらしく、藪が繁茂して一瞬迷ったかと焦ります。藪こぎの果てに江ノ電の線路に出ると、鎌倉アルプス・トレラン大会のゴール地点、稲村ケ崎公園です。2時間7分、途中六国見山をショートカットしましたが、ミルキング・アクション目的の練習にしては、まあまあのタイムでした。



更に! 第一次作戦のとき最後にチョットだけ砂浜ランをやりましたが、結構イイ感じだったので、今回は稲村ケ崎公園から3キロ弱砂浜ランを行いました。スピードは全く出ないうえに、衝撃は砂によって殆ど吸収されてしまうので、ひざの負担はあまりないです。その代わりグリップは効かず、路面はバンクしているので普段意識していない筋肉も使います。感覚としては全力でLSDをやっているようなものでしょうか?



YTは雨天時のトレランが大嫌いなので、これから梅雨の時期は砂浜ランでもやろうかな~と考えています。勿論暴風雨が迫っているときに砂浜なんぞを走ったら、トレラン以上に危険ですが、通常の雨であれば、人も少ないし、日射もないし、砂もしまって比較的グリップも期待できるので、丁度いいシーズンかもしれません。

但し雨の日に中年のオッサンが独りで砂浜を黙々と走っていたら、ヘンな人、と後ろ指をさされるでしょうね(汗)