Ytの所属している多摩川サブスリーをめざす会。
文字通りサブスリー(フルマラソンを2時間59分59秒以内で完走すること)をめざすためだけに存在するクラブ… だと思ってます。
で、そのサブスリーをめざすための練習として取り入れているのが30km走。
まあ、あれやこれや取り入れるわけにはいきませんね。みんな、他にやることもあるし。
なので、基本的には週に一回30km走を行うクラブです。
一応効果はあると思います。だって全てのマラソンランナー(プロ、市民ランナー全部含めて)の上位3%程度しか実現できないのに、大半のメンバーがサブスリー経験者だし。
ただ、年がら年中30km走だけでは面白くない。
という訳で、有志の方が骨を折っていただき、時折イベントを行います。
今回は、その一環。高尾~陣馬トレラン。
首都圏のランナーさんなら、かなりの方がご存知かと思います。
令和4年1月10日(月・祝)成人式の日。
天候は曇り。だけどそんなに寒くないです。
午前7時半くらい。まだハイカーさんが少ない時間にスタート。
総勢9人くらいですね。
で、Yt、ここ最近はこのイベントに全然参加していませんでした。
長年の坐骨神経痛もあるし、去年8月からは左ひざが痛いし…
ただ、ここで若干回復の兆候があるので、皆さんに便乗。
とは言っても、到底走ることは出来ないので、スタートだけ顔を合わせて、あとはボッチであるくつもりでした。
しかし…
「とりあえずは登山口までは」と思い、皆さんと一緒にジョグ。
意外とひざは痛くありません。しかし、大事を取って、登山口からは歩き。
皆さんに「頑張って~」と声をかけ、去りつつある後姿を眺めながら、ひとりぼっちで歩きます。
山に入ると、シンシンと寒さが感じられます。最初はそんなに寒くないと思ってましたが、やはり山ですね。
しばらく歩いて、もう少しで頂上! と言うところで、
何と皆さんが待っていてくれました。
優しいなぁ~(*´▽`*)
トレランやったことがある方は判るかもしれませんが、山を走ると、圧倒的に距離を稼げます。
Yt自身、高校時代はワンダーフォーゲル部に所属し、登山を行ってましたが、当時はどう考えても一泊の山行を、トレランなら日帰りでこなしちゃったりします。
今回の高尾・陣馬往復だって、歩きだと日帰りは非常に厳しいです。しかしランならスタンダードなコース。
つまりそれだけそれだけ速度差がある。
それなのに皆さん待っていてくれるなんて…
で、高尾山頂までは皆さんに同行。
その後も、一丁平、小仏城山山頂、そして景信山手前などなど。
至る所で待っていてくれます。小休止も兼ねているのかもしれませんが、ありがたいです。
ぼっちのハイクは心細いもんです。なのでとてもありがたい。
しかも前述した通り、多摩サブは半分以上の人間がサブスリー達成者。
通常のランナーより走力がある人ばっかです。
それなのに、歩くことしかできないYtに合わせてくれるなんて…(#^.^#)
しかし、同時に不安になってきます。
これまた前述の通り、高尾・陣馬往復は歩行の場合、かなりキッツイスケジュールを強いられます。
トレランなら楽勝ですが。
それなのに、歩くことしかできないYtが皆の足を引っ張っていいものだろうか…
天候は雨が降りだしそうな曇り。1月上旬で一旦雨が降るとヤバいことになります。
高校時代に登山の経験のあるYt、山の恐ろしさはよっく判っているつもりでっす。
(あくまでも「つもり」ですぅ)
「もう、皆さんには、本来のスピードで走ってもらおう。このままでは自分がみんなの足を引っ張ってしまう。」
そう思って、景信山を越えたときに、主宰者にターンして元来た道を戻る旨告げました。
今度こそ本当に、
「頑張って~」と声をかけ、皆さんを見送ります。
皆さん、風のように陣馬山方面に走り去っていきました。
とぼとぼと元来た道を戻っていると、もう一人歩きで参加した方と遭遇。
Ytはこの後ヤボ用があったので声をかけるとともに、状況をFBで知らせて下界に降ります。
Ytは小仏峠から旧甲州街道方面に下山したので、皆と別れて1時間くらいで降りました。
その頃には皆さん、陣馬山頂に到達。
やはり皆さん、Ytに合わせてくれたのかな…
一人、旧甲州街道を高尾駅に向かって歩きながら、
「参加して良かった。」
と思えた一日でした。
皆さま、ありがとうございました。m(u_u)m