2019年母が天国に召された年

もう2年経ったんだと色々思い出そうとしても


母のその日の事が思い出せない


痴呆症になった主人の応対にあたふたな年

普段の生活と変わった事をするとパニックの様になってしまって

落ち着かせるのに大変な時期だった!

亡くなった事話しても、病院へ行きたいと言っても

理解出来ず思う様に動けなかったから


記録してあった手帳を探してもその年だけみつからなかった!

大探ししたらやっと見つけた手帳を辿ると

ゆっくり思い出してきた!



少しスッキリした

ついでに古い手帳全部片付けてしまおうと

出したら2001年からの手帳が取ってあった

いろいろ中に挟んだ物とか見てたら


ベトナム縦断の旅の、しおりが出てきたり、



自分の夢の話が書いてあったり


映画を見た感想が書いてあったり


詩らしきものが書いてあったり

孫からの手紙が挟んであったり


羊年のお正月の雲が羊だとか




大学出た娘が専門学校に行った時の学費の振り込みや

国家試験の受験料の領収書が出てきたり




なんだか、20年前からの自分を少し思い出して

まだまだ悩み多い歳だったんだと懐かしい!



懐かしいものだけ外して
手帳何十冊は全て処分します!

その中に
こんな金子みすゞの詩も

さよなら
降りる子は海に

乗る子は山に

船は桟橋に
桟橋は船に

鐘の音は鐘に

煙は町に

町は昼間に

夕日は空に

私もしましょ
さよならしましょ

今日の、私にさよならしましょ



この詩をなぜ書いてたか
この年の10月だった
原日和ちゃんと山口県へ、秋吉台、萩、津和野
仙崎へ旅したんだね!

そして私はその足で徳島の知人の家からまた友達の待つ直島へ行ったんだった

少し懐かしんで古い手帳は、今日でさよなら
です!






はじめて大晦日を一人で過ごして新しい年を迎えました!

今年のカレンダーは檀家のお寺さんからいただいたもの
言葉を噛み締めて心に刻み
お節も何もなしの元旦の朝

気になる弟の施設から連絡で
弟の様子が急変したとのことで
行ったら、もうお話も出来ない状態!
でも苦しんだり、痛みも取ってもらって、静かに眠ってましたが、、耳元で名前を呼んだら 少し反応して、目元に涙もみました!

兎に角痛みや苦しみの無いことを見て、
10分だけの面会でしたが、少し安心してホッとして帰ってきました!

私の心も少し落ち着いて、お昼に
花鰹たっぷり入れたお雑煮を頂き、
古い火鉢に炭を熾し、美味しい安納芋を焼き芋にしました!







何かしてると心も落ち着きます 

お習字も先生が添削に通ってくださるお陰で随分長く続けていられます
今年初の添削までに何首か清書しておかなくてはね

小筆で百人一首
なかなか上手くはなりませんが墨をするだけで、墨の香りで随分癒されます
今年も真面目に練習に励みます



半襟も付けて着物の着初めはいつになるかしら



正月2日は亡き主人の誕生日
はじめて姿なきお誕生日に孫達も仏壇に大好きなカステラをお供えしお参りしてくれました
皆んな優しく育ってくれて、感謝です

大学生の孫はわたしには、クッキー焼いてくれました
孫は本当にパンもお菓子も、お料理もセンスあって、とても上手です!
美味しかった
夜一人で全部食べてしまいました

皆んなですき焼きを食べて、
皆んなでゲームをして

楽しませてくれました!

カタカナーシ
というゲーム
なかなか難しいゲームですがボケ防止に良さそうです

今年も皆んなが元気で過ごせます様に!




明けて
正月3日は、施設から様子を聞かせて貰えましてが、もう一度弟の様子を見に行きました

苦しんだ年末だったようですが、
年明けてお薬点滴してもらって、痛みも感じないようになり
静かに眠っていました

もう、2度と口を聞かなくなってしまいました

余命二年を、宣告されてからは、本当にやるべき事
全て計画的に済ませて、28日には、後は、のんびり
年越し蕎麦も小さなカップ麺、元旦にはささやかにお雑煮を作る算段もしてたのにね!

施設の職員さん、看護師さん
休みもなく、大変なお仕事なのに、とてま爽やかに
接して下さって、有難いです
弟は、ここなら看護師さん、お医者さん全て信頼して決めた、終の住処
どうぞよろしくお願い致します
玄関には職員さんの計らいで、角松や、獅子舞の獅子まで、手作りしてありました!

正月三ヶ日もらなんだかバタバタと過ぎ去ってしまいますね

6日からお仕事、心整えて 
頑張ります






初めてです、こんなに早くからお店をお休みするの

主人が亡くなって不動産業も廃業して、手織り工房と駐車場管理の事業継承の手続きもすべて終わらせてホッとして、お休みに入りました
先ず初日は
余り開く方のない戸棚を片付け始めました!
失くしたと思った、大切なガラス作家佐藤さんの可愛らしい万華鏡も隅っこからでてきたし、




陶器の数々、


唐津の中里隆太作ぐい飲み
これは、唐津の窯元を織の仲間と回った時に記念に買った一つ、他のものはちゃんと使ってるのに
お酒があんまり飲まないからしまったまま忘れられてたね!

これはいつからあるんだろう!

中国?
これも、いつからあるのかぜんぜん思い出せない
福井県の鮎工房の、陶芸家村島順さんの土瓶、焼き締めが好きで買ったんだろうなぁ
でも何に使う、こんな小さなもの

はたまた、名だたる名ウイスキー達


なんかお酒わからないけどナポレオンとかジョニーウォカーとかは分かります!
どうする?


それに、骨董の燭台がいくつも



使わないのに買ったとおもわれる、ブローチやカフス


またこんなものまで

捨てられないものばっかり
少し表に出して飾ってあげよう

こんな隅々までお片付けなかなかしなかったから
今回はずいぶんあちこち手が届いてお片付けできて、
目新しいものに出会えてうれしいです

思い出の品で少し気持ちも豊かになった気持ちで年末すごせそうです
頑張ろ