「中村佑介vs山田参助！～最強美少女vs最強美おっさん～」
出演 /中村佑介、山田参助、B・カシワギ、他
バンド/S△ILS、泊
・紅鶴１周年期間イベント！少女を今、日本一美しく描く イラストレーター中村佑介と、おっさんを今、日本一美しく描く漫画家山田参助が正面衝突！しかも、バンドも引っさげて激突！
中村ファンにとっても参助ファンにとっても異色と思うこの組み合わせ！しかし、それは真逆に見えてとっても近いところにあるやもしれない。美少女を最も際立たせるもの。おっさんを最も際立たせるもの。それは、おっさんであり、美少女ではないか？美しいおっさん、そして少女が描けるようになりたいあなた！是非、この夜は来るべきである！他では見れない中村佑介と山田参助という組み合わせ！そして、奇跡は起きるのである。
中村佑介
ASIAN KUNG-FU GENERATIONやゲントウキのCDジャケットをはじめ、赤川次郎、石田衣良などの書籍カバーも数多く手掛ける大阪在住のイラストレーター。S△ILS（セイルズ）としてバンド活動も行っている。最近ではテレビなどでも活躍し、果汁グミや謎解きはディナーのあとでなどを手がけている。
山田参助
「さぶ」（現在休刊）や「SAMSON」では官能小説の挿絵や短編漫画作品を執筆し、2005年度のSAMSONの表紙を手がけた。絵のタッチを掲載誌や作品により変えることがあり、時には線の細いタッチで可愛らしい風俗嬢や美女を描き、時にはコミカルなタッチのキャラを描くこともあるが、真骨頂はアクが強く緻密なタッチで描かれる男性で、濃い男臭さとどこか和風の雰囲気を漂わせる。
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B・カシワギ「いま、日本一女の子を美しく描くイラストレーターと、いま、日本一おっさんを美しく描く漫画家の夢の競演。このコラボは我ながらすごいなと。東京のロフトでも見れないキャスティング、我ながら天才！！！」
オーガナイザー・司会のぶっちょ・カシワギ氏も胸を張るこのイベント。いや、ほんと、ぶっちょさん天才だと思いました。ほんといいイベントだった゜.+.(♥´ω`♥)゜+.゜
音楽もされている両先生。今回は、中村先生山田先生それぞれバンドを引き連れてのART＆MUSICのCULTUREが詰まったイベントだったんだけど、感性を刺激されるとともに私は、元気を貰いました。何故ならとても人らしい優しさに満ちたイベントだったから。
中村氏「僕たちのライブは、話聞いてるみたいに聴いて欲しい。今日お客さんが座ってゆっくりみれるイベントで良かった」
中村先生のバンド、S△ILSライブより本日のイベントはスタート。「はっきりと明確に話されるんだけど、聞き手の耳にマイルドな語り口調なこんな中村先生のＭＣ。「すべてのあなたに」「おしりの布団」「かなしい顔」などなど花のようなバニラのようないい香りがする、気立てが良くて可愛らしい女の子が頭に浮かぶ可憐な歌たち。アコーディオン＆ボーカル担当のお嫁さんもとっても綺麗。可憐な歌詞に似合う、綺麗な人だった。デュエットがまた可愛過ぎるよもーーー！！！！！
そんな中で、「かなしい顔」の歌詞を聴いて私ははっとして、そしてほっとした。
「かなしい顔が一番美しい人がいるよ 笑ってる顔がうまく繕えない人がいるよ 楽しい顔が酷く淋しそうな人がいるよ」
ああ、ここにちゃんと、女の子のこと見てくれている人が居るなあ、反省とかしながらも素直に正直に生きていってもいいのかもなあ、そんなふうに、ほっとしたのですよ。
女の子が「無難に可愛いらしい女の子」として生きていくことは、とても大変です。
もしかしたら、負の感情なんて一切持たずに生きている天使みたいな人も、女の子の中にはもしかしたら居るかも知れない。
でもほとんどの多くの女の子は
「悪口は言ってはいけない。ネガティブなことを言ってはいけない。いつもニコニコしてなければいけない。誰から見ても好印象って思って貰わないといけない。だって、そうしなきゃ愛されないから。幸せになれないから。」ってな思いでなんとか取り繕いながらも生きているんだと思うんです。悲しい顔も、不機嫌な顔も隠してね。
「無難に可愛らしい女の子」のフリをしながらさ、明るいポジティブな表面以外の部分なんて、ちゃんと見てくれている人なんてこの世には居ないのかも、いや、居てもみんなそんな側面はきっと嫌いだから、悲しさや負の側面ていうのは見せてはいけないものなのかと思ってしまう。
少なくとも私はそう思ってしまう性質です。
だから、こんなふうに、女の子のことちゃんと見てくれている方の歌っていうのは、とても励まされるし勇気を下さるのです。
S△ILSのライブ終了後は、中村先生＆山田先生によるTALK。
中村先生の「誰かが描いた画を見ても、興味があるのは表面的なことではなくてこの人ってどういう人なんだろっていうこと。画のファンになる人っていうのは描き手のことを神様、いない人物として神聖化しがちだけど結局は人間が描いてるんだよ。何のエロ本読んで、何のフェティシズム持って、というところに僕は興味がある。人間にしか興味は無い」という言葉にグッと来た。
私も人間が好きで（こうやってどなたかの話に刺激を受けたとき、いとも容易く同調するのはあまりにも浅薄な行動のよな気がして恥ずかしくもあるのですが）中村先生のその物の見方、考え方というのは私もいつもしている事であり。
例えば映画を見たり、絵や文学や芸術に触れたとき。「この監督は、作家は、どのような人生経緯があって、この作品を作ろう、作りたいという意識に立ったのであろうか。この表現手法、これを選ぶのにはどういう意図があってここに辿り着いたんだろうか。」そうやって芸術を楽しむのが好きで。だからなんだか、中村先生のお話を聞いていてとてもワクワク嬉しくなってしまったのです。
山田参助「見栄っ張りなチンコが大嫌い！」
山田先生のことは、丁寧に丁寧に描かれた美おっさんのイラストで以前から興味を持って知っていた。線使い色使いとにかく緻密で丁寧で細部にまで手が込んでいて、おっさんへの愛に満ちた漫画たち。描かれている先生自身のお人柄はどんな方なんだろうって。
山田氏「チンコは絶対に大きく描かない！僕ね、漫画の中に出てくる見栄っ張りなデカいチンコのことが大嫌いなんですよ！」
「僕はおっぱいとか顔とかではなくダイレクトに性器が好きですけどね」お着物が似合って、素朴で可愛らしい印象なんだけど垣間見える変態っぽさ。漫画家の西原理恵子先生いわく「山田参助＝変態のデパート」あははｗｗｗ私情緒的な変態にしか興味無いんで最高にツボでしたｗｗｗ変態バンザイ！！！！
山田先生、話過ぎられることは無いんだけれど、古き良き昭和の時代が大好きというエピソードやまだ性行為未経験の自分に受けた性的shockが自身のフェティシズムに直結しているお話など、大好きなこだわりポイントになると熱っぽく、丁寧にお話される姿がとても印象的でした。
二人のARTISTの感性爆発トークが一段落したところで、山田先生のバンド泊のライブがスタート。凛とした静寂の中、山田先生の歌声。
なんて、なんてなんて幸せな顔をして歌う人なんだろうか。
ときおり目を閉じて、遠くの何か思い出や美しいものに思いを馳せるようにして丁寧に丁寧に言葉を紡ぎながら歌われる、日本語のシャンソン。
そして山田先生、めちゃめちゃ歌上手。このビブラートのきいた美声でEditPiaffとかも歌って欲しいなあ。。。。
本当に、なんてなんてなんて、幸せそうな顔して歌われる方なんだろう。ここにこうして二回書き残すくらいに印象的だった。
人が本当に大好きな気持ちの良いことをして、自分を解放している姿。その瞬間。その顔に出会えることって、なかなかにない。
気持ちがいいもの見させて頂きました！S△ILSも泊もライブ最高や！絶対また行こうっと～＾＾
さてさて豪華二本立てライブ＆トークのイベントもいよいよ後半です。なんとここからは！
両先生がオーディエンスの目の前で色紙に画を描いて、サイン入りでプレゼントして下さるという涎ダクダクもののコーナー♪名して
「この夏友達に一歩差をつける！美少女＆美おっさん描き方講座」のコーナーのレッポートです！！！
山田参助 美おっさんを描くポイント
・「顎のライン。本来の顎の骨のラインよりも肉のラインがせり出ているところがポイント。ほかは肉に押されたメガネ。肉で耳たぶが外側に押されているんですよ。そして着ている白いシャツ。デブは絶対にぴったりとしたシャツ着ないから、大きめのシャツ来た中でのバストのラインとか。おしゃれじゃないとことか。
それにしても男は毛とかシワとか足していったら画になるけど、女の子は難しい。女は全部引き算ですから」
中村佑介 美少女を描くポイント
「顎のライン。曲線ばかりで描かれるのが女の子。黒目を増やすところ、目の中の光。曲線ではなく直線で描いたら男の子になります。あと絶対領域から太ももにかけるライン。」
双方のアドバイスをふまえて、お互いお仕事ではあまり描かれないジャンル、山田先生が女の子、特にスカートから伸びた女の子の脚の曲線ラインを意識して。中村先生がおっさんを描きます。
中村「腰が曲がっているとか皺があるだとか、おじいさんは記号化されているけどおっさんは画的に開かれていない。だから難しいんですよ」
山田「そこの間を埋めるのが楽しいんですよ！」
そうしてできたイラストが・・・・こちら！！！！！
これなんか見ても～、佑介美少女の胸元に目が釘付けな、参助思春期男子、withハートマーク夢のコラボですよ！すっごい～～～めっちゃ欲しいーーーーー！！！ﾟ+｡:.ﾟヽ(*´∀`)ﾉﾟ.:｡+ﾟ
こちらのお二方のサイン入り色紙は、じゃんけん争奪戦やったから、しっかり負けてしまって残念(´・ω・`) やってんけれど、お写真も撮らせて頂けて満足♪じゃんけん勝たれて当選された方、おめでとうございます！
そんなこんなで・・・・４時間近くに及ぶイベントはあっという間に終了！！！
長い時間でしたが、疲れを感じることのないキラキラとした輝きに満ちた素敵な時間でした。
他のお客さんもみんな、本当に楽しそうだったな。
イベント終了後、なんとなんとなんと！S△ILSさんの打ち上げに私も参加させて頂くと言う夢のようなサプライズが。ちょっとちょっと！！！恐縮過ぎて涙出そうですよ～嬉しい！゜.+.(♥´ω`♥)゜+.゜
お話させて頂いたんやけど、ほんと、皆様、ライブのときの柔らかで優しい雰囲気のイメージのまま。描いていたとおりの素敵な方々でした。ありがとうございました！またライブ、イベントお邪魔させて頂きますね＾＾
楽しい時間はあっという間に過ぎて。家に帰ってから、とりとめのない軽い興奮状態が続いていて２日間くらい、ベッドに入ってからふわふわとしてなかなか眠れなかった。
毎日を生きていて、ほとんどは楽しく、これで正しいんだ合ってるんだがんばれるんだって思いながら生活しているけれど、やっぱりふとした時に不安になったり、悲しくなったり、不条理な出来事に直面したときなんかは立ち直れないんじゃないかってくらい傷ついたりもするけれど。
打ちのめされたとき人は真価を問われる。ちょっと元気がないときに、自分の中の「正しいかたちの好きなもの」に出会えたとき、それは本当に感動の瞬間。
今回のこのイベントで、ARTの中に。それと対峙する自分の中に。たくさんの「正しい」を見れたから、私は元気を、貰いました。
中村先生、山田先生、S△ILSの皆様、泊の皆様、いつも素敵なイベントを企画して、私たちに提供して下さる紅鶴。すべてのあなたにI LOVE YOUと言いたいくらい、今日も最高の気分よッ！！！！PEACE＾＾ ＾＾ ＾＾