引き続きまして、今日小倉競馬場で行われます小倉２歳ステークスの有力馬の情報です。、なお、「？」で隠された馬につきましてはレース後にでもお話しします。（なお、アメンバー登録されている方には後ほどこっそりとヒントをお教えします。）

【展開予想】

ハナを切りたいのはカシノラピス。が、他にもゲートの出、二の脚、ともに自信を持っている馬もおり、自然とペースは前傾姿勢に。また、開催最終日で内馬場が荒れてきていることからも、外差しが決まりやすくなっているのは言うまでもないだろう。

【有力馬情報】

・エピセアローム・・・・「確かに陣営が出したかったのは新潟の方でしたが・・・」と切り出した某情報筋。「勝算がなければ、そもそも除外の可能性があるという理由だけでコッチに向かおうという発想もありません。なぜこれだけ、今週の出走に陣営がこだわったのか。それは、馬が完璧に仕上がっているからに他なりません。単に賞金加算の目的だけであれば、もう少し後ろ倒して阪神開催に照準を合わせることもできますからね。それだけの勝負度合いにあるということです」と続けてくれた。デビュー戦はダローネガにわずか及ばなかったが、そのダローネガも新潟2歳Sで有力所に名を連ねている一頭。素質は世代においても上位だ。

・キンシツーストン・・・・「決して一介のダート馬じゃないですよ」と某情報筋。「それに、幸か不幸か雨の影響で時計が掛かりそうなのもこの馬にとっては追い風。前走はゴール前で抑えるほどの余裕がありましたし、ダートでの勝ち上がりだから、という理由だけで評価を落とすのは、ちょっと危険なように思いますね」と。派遣メンバーからも、「浅見厩舎は基本的に直前はサッとやる傾向がありますけど、今回はきっちり追い切ってきました。もちろん一発狙ってのことだと思います」との話も。軽視はできない一頭だ。

・？？？？？？？・・・・同馬に関して声を発した某情報筋。「一見するとこの時期の2歳馬は同じ騎手が手綱を取り続けていた方がいいようにも思うけど、一概にそうとばかりも言えないんだ。手が変わることによって、新しいことを教え込めるって面もあるからね。今回の鞍上交替がまさにそう。このスイッチに関しては、陣営も『ある意図』があってのことみたいだね」と。もう少し話を掻い摘んで記載すると、今回の騎乗依頼は「是が非でも1着を」というものではないという話ではあったが、やはり狙いがあっての乗り替わりであるとのこと。当然押さえないわけにはいかないという結論に至った。

・アイラブリリ・・・・この中間は小倉に滞在して情報収集に当たっていた某情報筋。同馬に関しても間近でその調整過程を確認してきたわけだが、「この馬のケイコを付けているのは田中克典騎手。騎手としてはあまり好成績を残しているわけじゃないけど、競馬学校時代にはアイルランド大使賞を受賞するなど、騎乗技術に関しては定評があるんだ。その彼が普段の調教からしっかりと競馬を教え込んで、変な癖も付けずに乗りやすくしてくれたしハミ受けも完璧。何よりも3戦目の今回はピークのデキにあるのは間違いないね」ときっぱり。
関係者の間でも、「恭介（国分恭介騎手）も勝ったら克典に賞金を半分渡した方がいいんじゃないの」という話も上がっているようで、かなりの色気を持っての出走であることは間違いないようだ。

・カシノラピス・・・・「5戦っていうキャリアはやっぱり大きな武器だよね。馬自身、レースがどんなものなのかをもう理解する頃だし、鞍上にとっては非常に乗りやすいと思うよ」と某情報筋。「馬の具合を見ていても、使い詰めの影響はなさそうだし、追い切りを見ていてもしっかり時計が出てる。あとはハナを切れるかどうか。唯一崩れた2走目はハナを切れなかっただけだから。気分良く行けさえすれば、残り目も十分でしょ」陣営からも「掛かり気味に行く面はありますけど、その分テンのスピードは見劣らない。行って粘るだけです！」との話もあり、他馬が牽制するようなら警戒が必要だろう。

・ゴーイングパワー・・・・初戦の勝ち時計は1分10秒3。他に9秒台で走っている馬がいれば、中には8秒台の持ち時計を持っている馬もおり、当然同馬の初戦の勝ち時計にはやや物足りなさが残るという見方もある。が、これを否定した某情報筋。「1200ｍ戦なので時計はある程度の物差しにはなりますが、この馬のそれは、物見をしたりモタれたりと、若さ丸出しでのレース振りによるもの。つまり相手に合わせて走っていたということで、今回相手が強化されペースが速くなるのはむしろ好材料。この馬にはまだ奥がありますよ」と評してくれた。好発を決めたことを見てもセンスの感じられたデビュー戦。評判馬相手にも引けはとらないだろうとの話。

・マコトリヴァーサル・・・・1週前の追い切りに跨った武豊をして、「今年跨った2歳馬の中ではNO.1の乗り味」と言わしめた同馬。某情報筋もそれに同調する。「前走はハナに行ってそのままというレースではあったが、上がり時計もメンバー中最速。単なる一本調子のスピードタイプというわけではなく、いわゆるテンよし中よし終いよしのタイプだろう。ハナに行かなくてもレースはできる」とコメント。持ったまま後続を楽々突き放した前走のレース振りは秀逸で、新潟のジャスタウェイと合わせ、須貝厩舎の2連勝も十分あるとの話でまとまった。

なお、予想につきましては、夏競馬期間中につきお休みさせていただきます。ご了承ください。