職場でも人手不足の解消が、今後の大きな課題となっている。
全ての部門で必要な人員が埋らず、担当以外に応援に行くことで、何とかやりくりしている状態だ。
ただし、自分のやるべき仕事をぶん投げて、そっちの応援に行くのだから、悪循環しか生まれないのは当然だ。何の解決にも至っていない。逆に嫌になって辞める人が出てくる、最悪なパターンに繋がっている。

そんな中、よく行くコンビニの店員が、ここのところ様変わりしている。
夕方3つ並ぶレジに入っている店員が、全てシニアな労働者なのだ。
20代の店員が、いきなり60代のじい様らの顔に代わっているのだから、その状況はちょっと異様な光景だ。 

接客態度はぎこちない。
手が遅く、モタついてて時間が掛かる。 
袋に詰めるのも、上手くいかずにやり直したりもしている。
並んで待つ客側には、かなりの寛容さが必要な空気だ。

今後人手不足が、企業の倒産まで引き起こすと言われている。そしてその救世主と言われているのが、高齢者の労働力だ。
それを思えば、ほんの少しのモタつきや、店内のイメージの固定観念などは、客側が受け止め、変化させる必要があるのではないか。
又、一緒に働く若い人達も、スピード感ばかりで責めないで、歳相応の働き方を、きちんと尊重出来る心の広さを持つべきだ。

シニアパワーをいち早く取り入れる。
さすが経営主眼に長けたコンビニは、やる事が早いなと思った。