「こどものしつけ」というとみなさん、どんなイメージを持ちますでしょうか。



何だか怖いお母さんが厳しく、スパルタに教育するようなイメージがあると思います。




しかし、「しつけ」は「躾」とかいてその字の通り身が美しいと書きます。


私が思う、私が目指す躾とは「美しい振る舞い」のことなのですね。





では美しい振る舞いとは、どういったものでしょうか。



◎美しい食べ方ができること


◎きちんとした挨拶ができること


◎正しい言葉づかいができること


◎自分のことは自分できること


◎健康的な生活習慣が身に付いていること


◎動物や小さいものには優しくできること




こういったことだと思うのですね。


子供だけでなく、人として基本的なことですね。


最近では「勉強ができるこども」を一番に育てたがる風潮があり、


世間が社会がそれを競い合っているようにも思えてなりません。




では


①勉強ができる  けど躾ができていない


②躾ができている  けど勉強ができない


このふたつのどちらを子供に身に付けさせたいでしょうか。


勉強も躾も身についていた方がそれはそれはいいですけれどね(笑)






①は「勉強はできるのに、挨拶もできなくて、残念ね」


②は「勉強はいまいちだけど、きちんとしていて偉いわね」


といった評価になることが大半です。



または

①「〇大出ているのに、使えないな」(実際に聞いた言葉です)


と、勉強ができることがあたかも悪いように表現されてしまうこともあります。


例えば同じように挨拶ができない新人さんがいたとします。


一流大学と二流大学出身の新人さん、大きく言われてしまうのは一流大学さんの方なのです。


なんとも不公平ですよね。


反対に礼儀作法がしっかりできている三流大学の新人さんの方が偉いように評価されてしまうのも事実です。





今回は分かりやすいように大学、勉強、という視点から例をあげましたが、


躾ができていないと「元も子もない」ということになりますね。


何においても、この「躾」が土台となってしまいます。


せっかく育て上げた頭脳もあだとなってしまうのですね。




「先取り教育」「早期教育」は方法によっては、子どもによっては良いと思いますが、


まず人として基礎になる「躾」の大切さを感じてもらえたらと思います(*^_^*)