【なぜ殺人事件の時効は15年?】
刑事事件における時効とは犯行がおきた日から一定期間を経過すると捜査を打ち切り、公訴が出来なくなることで、事実上、罪が消滅することを言います。 この時効までの最高期限が15年と定められている。これは刑事訴訟法で定められている。 ところがこの15年という数字がなぜ最大期限とされているかは根拠にとぼしく全く曖昧なのである。 法律の学者のなかには、 長年の逃亡生活は実際の刑の執行と同様の苦痛が伴う。 それだけ時間が立つと被害者関係者の憎しみも薄れる。 それだけの時間が経つと犯人も改心している可能性があること。 逮捕してもそれだけの時間が経つと立証しにくくなる。 などの理由をあげれている学者もいる。 ところが、実際に死刑にもあたいする罪が何故15年なのかという質問には誰も論理的には答えられないのが現実である。 実際、寿命が50年程度の時代なら15年と言えばそれなりの期間だが、現在のように80年程度寿命があるとすれば、15年はそれ程長い期間だとも思えないのですが、いかがでしょうか。 ちなみに、浮気は最大で20年が時効となります。浮気の方が殺人よりも時効が長いのも不思議な話だとおもいませんか? |